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ツアーメンバーが揃ってラウンド② <全英オープン月曜日>

谷口はラウンド終了後、開口一番、「真夜中にゴルフをしているようなもの。もう月曜日からクタクタですわ。」
谷口がそう言うのも無理はない。前日、マンチェスターの空港に到着したのは22時過ぎ。ホテルに着いたのは、日付が間もなく変わろうかという時間だった。
時差ボケを解消するためにも、今日は体にムチを打って朝早くからのラウンドをしたわけだが、「5〜6番ホールあたりまでは頑張っていたんだけど、だんだん“しんどく”なってきて・・・。」
谷口は、このコースは11年前に経験している。自身、全英オープン2度目の出場となった2001年は、ここロイヤルリザム&セントアンズが戦いの舞台だった。この時、谷口は、ツアーメンバーとして唯一、予選通過をして37位タイでフィニッシュしている。
「もっと簡単なイメージがあったんだけど、結構難しかったですわ。まぁ、今日はボーっとしながらの18ホールでしたけどね。11年前はもっと元気だった。11年前の元気が欲しいですわ。」と、おどけてみせたが、コースはしっかりチェックしている。
「今年は、大会前に雨が多く降ったこともあって、ラフが長い。ラフに入れてしまうと出すのが本当に難しくなるので、飛距離よりもフェアウェイキープすることが第一ですね。」
自身8度目となる今年の全英オープン。戦い方は熟知しているはずだ。
一方の高山は、昨年、日本の賞金ランキングで、自身の最高位となる2位になった。12月上旬の日本ツアーの最終戦が終わった後も、年明けすぐにUSPGAツアーの『ソニーオープン』への推薦での出場、また3月上旬の『WGC−キャディラック選手権』への出場資格も有していたこともあり、休む間もなくトレーニングをし続け、心身ともにゴルフから抜け出すことがなかった。その反動が、今シーズンの日本の開幕戦以降の戦いに響いていたという。しかし、ようやく先週のオープンウィークでリフレッシュできたようだ。
「今週はメジャー大会ということもあってか、ゴルフをしていて楽しい。やっと自分自身、開幕できる感じ。」
高山は、この日発表された組合せで、初日のスタートがAM6:41。「早いですわぁ・・・。」と言いながらも、ジャパンゴルフツアーのツアーメンバーの中ではトップバッターとしてスタートするということもあり、「切り込み隊長として頑張ります!」
来月の初めには、いよいよパパになる。「女の子なんです・・・。」という表情は、いつにも増して目尻が下がる。日本で応援する奥さんのためにも、生まれてくる子供のためにも、ここらでひとつ大仕事をやってのけたい。
初日と2日目の組合せはこちらから!!











