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岩手県の宮古市立門馬小学校の全校児童9名がスナッグゴルフを体験(9月17日)

標高600メートルの山あいにある門馬小学校は全校児童数が9名。家庭数では6家族と、小学校そのものが家族のような小規模校だ。
今年3月。スナッグゴルフの寄贈計画を聞いた先生方が話し合って、「人数が少なくてもみんなで取り組めそう」と応募をしたものの、寄贈枠の2校から抽選で漏れてしまった。
しかしその後の6月。新たに寄贈計画が再浮上して即答で導入を決定した。
4年生が3人、5年生が2人で、あとの学年は全て1人。9人の全校児童が校庭に出てくるなり、物珍しそうに用具を眺める。
後藤美希子プロの指導により、グリップの仕方、構え方など、教えてもらった注意点を忠実に繰り返して基本をマスターしたあと、学年別で3回の試合が行われ、低学年チームは見事に3打でくっつけて、プロを負かしてしまい両手を天高く掲げてのガッツポーズで喜んだ。
スナッグゴルフを学んだ児童たちは、「広いグラウンドで大きく打てて良かったです。」、「今日初めてゴルフをやってみて、マットを打ってしまったりしたけど、やっているうちに1回だけ遠くに飛ばせたので良かったです。」、「ゴルフ選手みたいな気分でした。チャレンジバトルが楽しかったです。」などの感想を発表した。
実技講習会の締めくくりには、ゴルフの審判員は自分自身で、時には自分に不利なことも自らが手をあげて申告するスポーツで、「試合でスコアを誤魔化したとしても、嘘をついて優勝しても嬉しくないよね」、と後藤プロから話がされ、児童たちは真剣な表情で耳を傾けた。
庄司善行校長によると、「まさに道徳の授業で正直について学んでおり、スナッグゴルフとつながる部分があり、今後も生かしていきたい。」と、その効果に期待する。
宮古市では既に6校の小学校がスナッグゴルフを導入しており、先週末には「ゴルフで岩手県を元気に!スナッグゴルフ体験会in宮古市」が開催されたばかりで、10月下旬には宮古市内の児童を対象とした宮古市スナッグゴルフ大会の計画もあり、宮古市での更なる活動の推進が期待される。



低学年チームがプロに快勝してガッツポーズ 
親子レクリエーションでスナッグゴルフを体験









