
韓国出身でアメリカのノースウエスタン大学の田宰翰(エリック・チャン)が7アンダー65をマークして、首位に並んだ。彼は7歳のときにゴルフ練習場に行く父親に遊びでついていったことがきっかけでゴルフを始めた。その後、高校からはアメリカにわたり、大学はルーク・ドナルドが卒業した大学で、ルークを教えたコーチに習った。その縁でルーク・ドナルド本人にも会ったことがあり、「私とゲームのスタイルが違うけれども、賢いゴルフをするところがすき」と憧れの選手の一人だ。2009年アジアンアマチュアで2位、2010年には全英オープン(予選落ち)にも出場するなど、全米の優秀な大学生ゴルファー30人だけが選ばれる「オールアメリカン」にも選出された経歴を持っている。
それだけの実力からすれば、65のスコアにもうなずける。「すごくいい感じだった。グリーンをほとんど捉えられたし、6〜8m弱のパットも入ってくれた。ほかに短いパットを外したけれども、いい感じで回れた」と納得のいった表情だ。
「明日はまたコンディションも変わるし、どうなるかわからない。スコアを気にせず、距離感を大事にして、パットを決められれば良い。明日もベストを尽くすだけです」と淡々としているだけに、ほかの選手にとっては脅威だ。
競技はまだ始まったばかり。第2日はどんな展開になるか。