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フジサンケイクラシック 2013

東京都出身で、霞ヶ関CC所属!! マンデー組の加藤将明の最終日は

開催週の9月2日は月曜日に行われた予選会「マンデートーナメント」を突破して、決勝ラウンドに進出したのは、中島マサオのほかに、もうひとり。加藤将明にとってツアーは2年ぶりとなる今季初戦の最終日はとりわけ、忘れがたい1日となった。

東京都出身で、埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部の所属。早朝は、早起きしてテレビの生中継で、その行方を見守った。1回目の投票でまずマドリードが破れ、再びインスタンブールとの最終投票は本当にドキドキした。国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長が、開票結果を手に「トウキョウ!」と、読み上げたときは、鳥肌が立った。

IOCの役員が、2020年の東京開催を想定した際のゴルフ競技の候補コースとして、視察に訪れた際は、所属プロのひとりとして加藤も気が引きしまったものだ。

「オリンピックが出身地で、しかもゴルフ競技が自分の所属コースで行われると決まって格別な気持ちです」。決定の瞬間は、たくさん励ましの電話をもらった。特にコースのメンバーさんたちには、「決まったんだから。加藤くんも頑張らないといけない」。

この日の最終日を含めて決勝ラウンドの2日間は、雨上がりのグリーンに戸惑い、オーバーパーを打って、記念の日に期待に応えることは出来なかったが、7年後にむけて、思いが高まった1日となった。
56年ぶりの開催が決まった東京オリンピック。「もちろん僕も選手として出たいという気持ちはあります」と加藤。今は、ツアーの出場権すら持たない29歳もそのときまでに、日の丸を背負えるまでの選手に成長していたい。

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