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ダンロップフェニックストーナメント 2011

エドアルド・モリナリが賞金の50%を寄付

今や母国イタリアを代表するスター選手がブレークするきっかけこそ、このダンロップフェニックスだった。初出場の2009年。その年の主戦場は、欧州ツアーのチャレンジツアーで賞金ランク1位の勢いで、日本ツアーで初優勝を飾ると、その翌週には弟のプロ、フランチェスコと組んだワールドカップで母国の勝利を持ち帰った。

さらに翌年には欧州ツアーで年間2勝。連覇を狙った今大会も4位に入り、今年も引き続きの活躍に期待が集まる。

そんなモリナリが、開幕前にひとつの決断をした。今年、今大会の獲得賞金の半分を、東日本大震災の被災地に、義援金として送ることを決めた。

「この大会を通して学ばせてもらい、成長させてもらった。寄付は当然の行為だし、この機会に日本に少しでも恩返しがしたい」とモリナリは言う。

「テレビを通じて、日本全体を勇気づけられるように、頑張ります。被災した方々が、1日でも早く日常を取り戻せるように、と祈りながらプレーします」。

4日間の戦いを、何よりのメッセージとする。

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