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三重県津市立大三小学校でスナッグゴルフ実技講習会を実施

新緑がまぶしい、三重県津市立大三(おおみつ)小学校の校庭で、4年生から6年生の77名を対象とした、スナッグゴルフ実技講習会が行われ、子どもたちの元気な声が校庭に響き渡った。

大三小学校がスナッグゴルフを導入したのは、昨年7月に新規開催され池田勇太の優勝で盛り上がった、「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood」における社会貢献活動の一環として、株式会社トーシンから津市教育委員会にスナッグゴルフ・スクールセットが寄贈され、教育委員会が導入小学校を調整し、TOSHIN Lake Wood Golf Club から南に5分程に位置する大三小学校を始め、ゴルフコース近隣の倭(やまと)小学校、榊原(さかきばら)小学校の3校に導入された。

そして先陣を切って、新学期が始まって間もない、大三小学校での実技講習会が開かれ、三重県桑名市で活動をする酒井一也プロ(涼仙GC所属)の指導により、パット、チップショット、フルショットの基本練習の他、ゲーム形式の実戦プレーも体験した。

酒井プロとの対戦に挑戦したのは、5年生の栗谷富有雅くん。
富有雅くんはお父さんとゴルフを練習している本格派で、約40ヤード先のフラッグにボールがまっすぐ飛び、石灰で描いたグリーンを見事にとらえ、バーディパットこそフラッグをかすめて逃したが、見事なパーで酒井プロと引き分け、クラスメイトから健闘を称える拍手が贈られ、照れくさそうな笑顔がほころんだ。

大三小学校では、クラブ活動にスナッグゴルフが取り入れられることが既に決まっており、クラブの顧問を担当する川島先生もゴルフを楽しむそうで、放課後には、川島先生だけでなく、先生方全員が集まっての指導者講習会も行われ、子どもたちのために導入されるニュースポーツへの真剣な取り組みが伝わる一日となった。

導入について豊田真知子校長先生は、「子どもたちには沢山の運動の選択肢を提供してあげたい。もともとスポーツが盛んな地域ではあるが、1つの種目に固定しがち。子どもたちのいろんな可能性を引き出したい。」と、スナッグゴルフの導入についてのねらいを話した。

今年9月に開催される、「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood」では、スナッグゴルフが導入された3つの小学校の児童を対象とした、スナッグゴルフ大会やキッズエスコートを計画中で、地域とゴルフ場が一体となった地域貢献活動が、この春から本格的に動き始めている。

⇒三重県津市でのスナッグゴルフ導入の経緯はコチラ

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