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【全米プロ】<大会初日> 藤田寛之 『あとは結果がついてくれば・・・』

藤田は、スタートホールでティーショットを右曲げ、セカンドショットでグリーンを捉えることが出来ず、アプローチでも寄せられずに5m近くのパットが残ったが、これを沈めてナイスパーセーブ。3番でボギーを叩くが、6番でバーディーを奪い、イーブンで折り返した。
後半に入り、10番でバーディーを奪い、そのまま波に乗りたかったが、13番のティーショットを左に曲げてボギー。15番、17番でもボギーを叩き、2オーバーで初日を終えた。
報道陣に囲まれると、まず一言。「今日は疲れた。」
昨日話していた、多くのバンカーやコース形状からくる視覚的な圧迫感と、グリーンがタフな作りになっている2点が、難しさを倍増させているようだ。
「各ホールのタイトさ、ピン位置のシビアさは、練習ラウンドから比べれば、難易度は数段上がっていた。」と言う。
3時間10分遅れのスタートに加え、ミシガン湖から吹き付ける強めの風も、さらに難易度を上げた要因だろう。
「今日は、今まで修正していた部分が上手くいった。12番ホールまでは、自分なりのゴルフが出来ていたと思う。でも、13番でティーショットを左に曲げて、そこから(ティーショットを打つのが)怖くなった。15番から最終ホールまでは難しいホールが続くけど、何とかアプローチでカバーできたと思う。」
今日のラウンドは何点?との問いかけには、「前半80点、後半55点。今日は、ある程度は満足できた。久しぶりに自分なりのプレーができたかな。」と手応えのあるラウンドだったようだ。
「ここ最近は、何をやっても上手くいかなかった。今は悪循環に入ってしまっている最中。今年の春にピークがあって、今は底の状態で、また秋に向けて調子を上げていければいい。」と、特に焦りもない。
飛ばし屋2人とのラウンドについては、「2人は信じられないくらい飛ばす。何であんなに飛ぶのかなぁ・・・。感覚がマヒしてきちゃいますよ。自分のスイングがスローモーションに見えてきちゃう。」と苦笑い。
ホールによっては、4〜5番手違うクラブを握るホールもあったそうだが、「ゴルフは飛ばしじゃないことを教えてあげたい。」と譲るつもりはない。
「今はだんだん良い方向に向かっていっていると思う。あとは結果がついてくれば。」
初日2オーバーは、暫定順位で96位タイ。
“第一関門”と位置付ける予選突破に向けて、明日、巻き返しを図る。
















