16日に開幕する米ツアーのノーザン・トラストオープンに日本からは池田勇太と石川遼、また一昨年の賞金王の金庚泰（キムキョンテ）が出場する。

月曜と火曜日の２日間をかけて、ともに練習ラウンドをまわった池田と石川は、プロアマ戦が行われたこの日15日は、それぞれ練習場で調整。

その合間には、プロアマ戦に出ていた俳優の渡辺謙さんから、現在公開中の主演映画「はやぶさ　遥かなる帰還」のDVDとともに、「はやぶさの映画のように、粘り強いゴルフをして欲しい」とのアドバイスを贈られ、石川は発奮。

「壁があっても乗り越えて欲しいという言葉もいただきました。日本を代表する俳優さんで、世界でも活躍されている方に、そういうアドバイスをいただけるのは滅多にないこと」と、開幕直前の練習にもいっそう熱が入った。

午前中で、いったんホテルに引き上げたが、食事と昼寝を挟んで、再びコースに舞い戻り、午後からパッティンググリーンとドライビングレンジを行ったり来たり。
この日はプロアマ戦でコースをまわることは出来なかったが、「それに劣らない良い調整が出来たと思う」と、手応えを掴んで本番を迎える。

日没ギリギリまで打ち込んだ池田もまた、「このコースは嫌いじゃない。難しいなりにもやりがいがあるコース」と、会場のリビエラＣＣ（カリフォルニア州パシフィックパリセーズ）の印象を語り、「自分のゴルフを見つめながら、トップ10を目指して頑張りたい」と、具体的な数字も口にしていた。

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