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三井住友VISA太平洋マスターズ 2002

「たった1打で、帳消しに!」

豪州のアーロン・バデリーは18番で劇的イーグル、3位

1日たまった鬱憤が、最後の一打で吹き飛んだ。
18番パー5。
グリーン右下36ヤードからの打ち上げのアプローチを、直接、カップに放りこんでイーグルだ。
昨年のワールドカップ、タイガー・ウッズの最終日をほうふつとさせるそのショットに、地元・御殿場のファンは大興奮。
「僕もすっごく興奮した! まさか入るなんて思ってない。昨年のタイガーを再現できたみたいで、とっても嬉しかったね!」
まだ表情にあどけなさの残る21歳は、ガッツポーズで歓声に応え、満面の笑みだ(=写真)。

この日は、中嶋と3打差3位からの優勝争い。
しかし、チャンスパットが決まらずに、イライラもピークに達していた。
「でもそれも、最後のイーグルで帳消しになった感じだよ!」
最後に眉間のしわを解き、バデリーは、最高の笑顔で御殿場を去った。
「また、きっといつか帰って来るからね!」(バデリー)

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