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池田勇太 「いま出来ることをやるだけ」 <7月12日(火)>

“世界ランキング上位50名”の出場資格で、出場辞退者や他の資格を持っていた選手がいたことなどから、繰り上がりで資格を得た。
当初、今週は1週間にわたって様々なイベントの仕事や打合せなどを入れていたが、「スケジュールをどうにかやり繰りしてもらって、全英に出発する直前の3日間に集約して、すべての仕事をこなしてきた。」という。
池田は、先々週おこなわれたミリオンヤードカップ(日韓対抗戦)に出場したあと、翌4日の月曜日に日本に帰国。翌火曜日には、ツアーメンバー10名が揃って激励訪問した宮城県女川町の被災地に向けて出発し、水曜日は被災者の皆さんを元気付けた。木曜日から立て続けに3日間にわたって仕事をこなし、日曜日に全英オープン出発に向けた準備を整え、今週月曜日にイギリスに向けて出発という過密スケジュール。
そんなこともあり、クラブを握るのは実に1週間以上ぶりだという。
さらに、クラブは今シーズンに入ってから試行錯誤が続いていて、新しいクラブが手元に届いたのは先週。「新しいクラブをそのまま持ってきた。握ったのは今日が初めて。このクラブは日本で戦うために調整したクラブで、全英仕様にしてあるわけじゃないし・・・。」と戸惑いもあるが、「でも、いま出来ることをやるだけ。」と前を向く。
昨日は最高気温が25℃近くまで上がり、強い陽射しが照りつけて風もまったく無かったセントジョージズだったが、この日初めてコース入りした池田を迎えたのは、リンクス特有の強風と寒さだった。
「この天気はイギリスらしい。こういう条件の中で練習ラウンドをすることが出来て良かったよ。」
今年で3年連続、3回目の出場となる全英オープン。
「今回もタフなコース。特にフェアウェイとグリーンのアンジュレーションが凄い。メジャー大会での目標は毎回そうだけど、今回も最低でも予選通過、その後は上を目指すのみだよ。しぶとく、そして粘って戦っていくだけだよ。」
「明日になれば、もっと気持ちも盛り上がってくると思う。」
すべてのことが短期間での準備となるが、いま出来る最高の状態を整えて本戦に挑む。

同組でまわった平塚とコース戦略 
コース初ラウンドとなる池田に平塚がアドバイス 
この日は藤田、平塚と同組でラウンド














