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藤田寛之 『ある意味全英らしくない・・・』 <全英オープン水曜日>

この表現は、全英オープンのその日の天気を伝えるときによく使われる表現だが、今日のロイヤルリザム&セントアンズは、まさにそのような天気となった。
早朝は嵐だった。強く重い風と冷たい雨。体感気温は10℃を下回っているかのような寒さだった。雨が上がると雲の切れ間から青空が覗き始め、昼過ぎには抜けるような青空が広がった。強い陽射しが照りつけると気温もグングン上がり、半袖1枚でプレーする選手やギャラリーも多くいたほどだ。
藤田は、今日も谷口、石川と同組でプレー。10時50分のスタートは、雨はやんでいたものの、重い強風が吹き荒れていた。
「ここは風があるので、自分のイメージを崩しやすいんですよね。風でボールが曲がっているのに、自分の技術が悪いように思ってしまうことがあって・・・。」
そんな惑わせるような状況もあってか、実は藤田はここ数日でゴルフの状態はどちらかというと下降気味なのだと言う。
今年の全英オープンのコースを藤田は、「今年はある意味、全英らしくないコース」と言う。
「今まで自分が経験してきた全英オープンのコースよりも、今回のコースはきれいで、整っていて、芝が青くて。何だか女性的な感じがしますね。」
そんな中でも、密度のあるラフ、特に全英オープン開催コースの中で最も数が多いと言われる206個のバンカーには警戒する。
「やっぱりバンカーに入れないことが一番のポイントでしょうね。バンカーに入れてしまうと、ほぼ1打のペナルティを受けますから。」
大会初日は、2010年全米オープンの覇者グレーム・マクドウェルと、20歳台で最もメジャー優勝に近い1人と言われるダスティン・ジョンソンと同組で、現地時間9時31分(日本時間19日17時31分)にスタートする。
「今のゴルフの状態で、“20位以内を目指します!”とはなかなか言えないので、まずは4日間プレーをすることですね。」
4日間で、自分のゴルフを立て直す力は十分過ぎるほど持っているはず。
海外メジャーに対する人一倍強い想いを、何とか結果に結び付けたい。
初日と2日目の組合せはこちらから!!















