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2004 アジア・ジャパン沖縄オープン 2005

林吉祥「できることなら、また日本で戦いたいんです」

「うまい…林さん、うますぎるよ!」と、同じ組でまわった田島創志が思わずうなってしまった8バーディ(3ボギー)の66。5アンダーで、2位タイにつけた台湾の林吉祥は、1992年からの5年間を、日本ツアーで過ごした選手だ。

93年のダイワKBCオーガスタで、同郷の陳志忠とプレーオフの末に2位に入るなど、優勝目前とされていた選手だが、96年に左腕を痛めてシード権を失った。

復帰をかけて、あれから何度か日本ツアーのQTにも挑戦しているが結果が出せず、いまはアジアンツアーを主戦場としているが、「できることなら、日本に帰ってきたいんですよ」と林。

今年43歳。アジアンツアーは、欧州ツアーとのジョイント開催も多く、移動距離の長い生活にも少々、疲れてきた。
それにひきかえ日本ツアーは、台湾から東京でも飛行機で3時間以内。
「ゴルフバッグも宅急便で送れてしまうし、とっても楽なんですよね…」。

アジアンツアーと日本ツアーが共同主管するこのアジア・ジャパン沖縄オープンでもし勝てば、2007年まで日本とアジアの両ツアーに出場できる。

「とっても、魅力的ですね」。

初日の好スタートに、色気をのぞかせた。

林吉祥(りんきっしょう)
1961年4月7日生まれ、台湾出身。
日本ツアーでのプロ転向は91年。
92年、93年の台湾オープン連覇など通算5勝。
今季のアジアンツアーの賞金ランキングは70位。
身長170センチ、体重70キロ。



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