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篠崎紀夫が施設訪問で子供達にスナッグゴルフ講習会を実施!

この日篠崎プロは一緒に施設を訪問した三上幸一郎プロと子供達の為におにぎりを握る。
昨年9月に行われた『ANAオープン』でタイのチャワリット・プラポールとの5ホールにわたる激闘のプレーオフを制し、ツアー初優勝を飾った篠崎紀夫。
「昨年の優勝は、たくさんの人たちに支えられてこそ。その恩を少しずつでも返していきたい」と、昨年末ツアー初優勝の副賞で得たお米(北海道知事賞副賞:北海道米”ななつぼし”300kg)を2つの社会福祉施設に150kgずつを寄贈。

「チャンスがあるなら寄贈するだけではなく、寄贈先の子供達と触れ合いたい!」と、長年ジュニアの育成を熱心に取り組んできた篠崎たっての希望が1月31日(木)、寄贈先の一つ、千葉県千葉市の母子生活支援施設『旭ヶ丘母子ホーム』にて実現した。

母子家庭や、母子家庭に準ずる様々な事情のある女性が子供と一緒に施設を利用して自立に向けた支援を受けることが出来るこの施設は現在、約40世帯が入居している。この日、『旭ヶ丘母子ホーム』では、篠崎から贈られた”ななつぼし”のお米が始めて子供達に振舞われる準備も進められていた。

小学校低学年から高学年までの総勢約60名の子供達の大きな拍手に迎えられた篠崎は「今日は元気いっぱいの子供達が近くにたくさんいると聞いたので、トーナメントで勝った時にもらったお米を持ってきました。みんなたくさん食べてください!今日は一緒に楽しみましょう!」と話し、自らも子供達におにぎりを握り、振舞う。篠崎特製ジャンボおにぎりをゲットした男の子はそれをぺろりとたいらげ、すぐさまおかわりの列に並んでいた。
篠崎も子供達と一緒のテーブルに着き一緒におにぎりを頬張る。ジュニアの育成やレッスンに力をいれてきた篠崎だけに、子供達との距離を縮めるのはお手のもの。
おやつのおにぎりを食べ終わる頃には、篠崎のまわりには子供であふれかえっていた。

その後行われたスナッグゴルフのレッスンでは、子供達は初めて握るクラブに戸惑いながらも何度も何度も列に並びなおし、大はしゃぎ。
篠崎自身、スナッグゴルフを指導するのは今回が初めてとあって、当初は不安もあったようだが、子供達が大喜びする姿をみて「こんなに楽しんでくれてよかったぁ!!」と、篠崎自身もホッとした様子をみせていた。
寒空の下、目を輝かせて元気いっぱいに走り回る子供達一人ひとりの為に篠崎が背丈にあった”ランチャー”(※スナッグゴルフで使用されるクラブ)を選び、指導する。その姿からは、愛娘の成長と子供達を重ねあわせたかのような優しい気持ちが伝わってくるようだった。

会の終わりには、昨年の『ANA OPEN』が15分程にまとめられたビデオを子供達と一緒に鑑賞。
画面に映る篠崎がパットを決めると、子供達からも自然に拍手が沸き起こり、篠崎からは「今日はあっという間に2時間が過ぎましたが、こんなに元気な子がたくさんいるとは知りませんでした!みんなが楽しんでスナッグゴルフをやっている姿を見てホントに感動しました。みなさんが大きくなる間に自分が一生懸命になれるスポーツを一つでもみつけて頑張ってください。」と、子供達へのメッセージを贈られた。
「篠崎プロの話しを聞いて将来プロゴルファーになりたいと思う人?」との問いかけには、たくさんの子供達の手が挙がり、篠崎も思わず驚きの表情。
ゴルフというスポーツを知らなかった子供達、知ってはいるが経験したことがない子供達も、篠崎と過ごしたこの数時間はゴルフというスポーツを身近に感じる楽しい思い出になったに違いない。
既にたくさんの教え子の応援を受ける篠崎。この日出会った『旭ヶ丘母子ホーム』の子供達の更なる応援を受け今シーズン、ツアー2勝目に向けて気合を入れなおしていた。
  • 子供達ひとりひとりに優しく教える篠崎プロ
  • 子供達の質問に答える篠崎プロ

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