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日本プロゴルフ選手権 2007

井手口正一が単独2位キープ

14番パー3でティショットを池に打ち込みダブルボギー。それでも、気持ちが萎えることはなかったのは、同じ組の伊澤利光の専属キャディの前村直昭さんのこの言葉。

「明日も、一緒の組で回ろう」。

そのためには、何がなんでも上がりホールでバーディを取らないといけない。
強い気持ちでのぞんだ3ホール。
16番で残り134ヤードから、9番アイアンでピン30センチにつけた。
17番でボギーを打ったが、最終18番は1メートルにつけて取り返した。
通算4アンダーにして、単独2位に踏みとどまった。

「一緒に練習ラウンドをさせて欲しい」と伊澤に申し出たのは昨年のオフだった。
しかし、具体的に何かを教えてもらうということは、めったにない。
「伊澤さんの飛距離、速い腰の回転、独特の足の動き方・・・。とにかく、見て盗もうと」。
そう思いながら、なかなか自分で実践できないが、少しでも近づけたら、と日々研究の毎日だ。

この日3日目は依然として強い風が吹き荒れる中、伊澤はパンチショットを多用していた。
ホールアウト後に井手口も、さっそく練習場でその打ち方を試して翌日に備えた。

憧れてやまないトッププレーヤーと、最終日も最終組で優勝争い。
「昔は、こんな日が来るなんて思ってもいなかったけれど・・・」。
自身の初優勝をかけて、その背中を懸命に追いかけていく。

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