
浜松市立入野小学校のクラブ活動でスナッグゴルフを練習(6月19日)
静岡県•浜松市立入野小学校で、今年度第1回目のクラブ活動が行われ、4年生から6年生までの40人がスナッグゴルフを学んだ。

昨年5月に藤田寛之が訪問して以来、クラブ活動でのスナッグゴルフの学習が継続しており、その人気の高さから今年5月にも再度、実技講習会のリクエストがあり5年生81人を対象とした体験会が行われた。
その後、新年度のクラブ活動で、今年もスナッグゴルフが採用され、募集をかけたところ6年生を中心にあっという間に定員に達し、その第1回目となるクラブ活動に、講師プロの要請があった。

5月に続き講師を務めたのは、ヤマハジュニアゴルフスクールのコーチである阿部貴宏プロ。
経験者も多く、ゴルフの認知度も高い児童たちは、簡単なワンポイント指導で、メキメキとナイスショットを連発し、締めくくりのゲームでも、阿部プロを真剣にさせてしまうようなパーをセーブするなど、真夏日の太陽が照りつけるグラウンドに、楽しそうな声が響き渡った。
この活動は、ヤマハと浜松市と日本ゴルフツアー機構(JGTO)によるゴルフ普及策として2023年より始動した取り組みで、市内97校のうち19校がスナッグゴルフ・スクールセットの寄贈導入を受け、導入校では順次実技講習会が行われている。

このヤマハとの取り組みには、早くも成果が出ている。
昨年のスナッグゴルフ全国大会に、静岡県を代表して出場した、浜松市立北浜東小の選手が、スナッグゴルフとゴルフに更なる情熱を燃やし、全国大会後にヤマハジュニアゴルフスクールに入り、ゴルフの練習を開始したという。
全国的な取り組みの中で、スナッグゴルフからゴルフにつながる組織的な仕組みの実例が、茨城県笠間市や福島県西郷村など、まだまだその成功例が限られる中、僅か一人とはいえ、ゴルフへの道筋が作られた新たな一例と言える。

折角、小学校の時に4〜5年間、スナッグゴルフでゴルフを体験し学びながらも、中学校への進学と同時に、部活動にゴルフが無いため、他の種目に移行してゴルフが途切れるという大きな課題があるが、この取り組みにより、その受け皿が作られる新しい例でもあり、この活動には大きな注目が集まっている。

尚、今日スナッグゴルフを学んだ児童たちは、8月7日(木)に浜松市のサーラグリーンフィールドスポーツ広場で開催される、第2回浜松市スナッグゴルフ大会への出場を楽しみにしている。

【日本ゴルフツアー機構・ヤマハ・浜松市との取り組み】
一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)では、男子プロゴルフトーナメントの開催自治体や震災復興に取り組む自治体と連携し、小学生が手軽に、校庭や体育館でプレーできるスナッグゴルフを活用したゴルフの底辺拡大活動を 2003 年から展開。
しかし、進学する中学校にゴルフ部が無いため継続したゴルフへの引継ぎが課題となっており、そこでヤマハ株式会社(本社:浜松市)が展開する「ヤマハジュニアゴルフスクール(校長:藤田寛之プロ)」と連携、小学校でスナッグゴルフを経験した子どもたちの受け皿となり、スナッグゴルフからゴルフへのステップアップと、継続したゴルフを学ぶ機会を提供していくべく、浜松市内全校(97 校/2024年度末時点)へのスナッグゴルフの導入を計画しています(2025年6月までに19校導入済み)。






