
第13回宮城県スナッグゴルフ大会を開催(6月1日)
第13回宮城県スナッグゴルフ大会を兼ねたスナッグゴルフ対抗戦第5回宮城県予選会が、宮城県名取市にある仙台空港カントリークラブで開催され、17名の小学生が参加した。

この大会は、『ゴルフで宮城県を元気に!』をテーマに、日本ゴルフツアー機構が取り組んでいる震災復興支援活動の柱として、2012年8月2日に山元町で、同年8月27日には岩沼市•名取市の合同で、更に昨年2024年10月30日には亘理町で、スナッグゴルフ体験会を開催し、その目標となる大会を開催することで、各校での活動を促進することを目的として、宮城県スナッグゴルフ大会と全国大会への出場権をかけた予選会として行われている。
一週間前の天気予報からの雨予想は変わることはなく、予定していた土曜日が雨天順延となってしまったが、日曜日は時折り日差しの届く、ゴルフ日和の大会開催となり、予定した9ホールを皆楽しくプレーすることができた。

競技は、仙台空港カントリークラブ10番ホールのフェアウェイに特設されたコースで競われ、仙台市立生出小5年の佐藤優羽くんが、後続に3打の差をつけ初の総合優勝となり、団体の部でも生出小が6人のチームメンバーの層の厚さで優勝し、宮城県代表として全国大会への出場権を獲得した。

優勝校の生出小は、仙台空港カントリークラブのメンバーで競技委員でもある真壁一也さんがそのきっかけを作り、現在では保護者会が中心となった活動が継続中で、学校の校庭での練習で腕を磨いてきた。校庭の隅には雑草が生えていて、校内の管理スタッフの熱のこもった芝刈りによりコンディションをキープしてもらい、実践練習しているという。そんな練習の成果が実り全国大会への切符を手にすることができた。
2位で全国大会への出場は叶わなかった大崎市立鳴子小中学校は、今年4月から鬼首小と併合された小学校だが、2011年に発生した東日本大震災で、自由に屋外で遊ぶことができない子どもたちに、ゴルフという新しいスポーツの出会いと、ゴルフの楽しさを知ってもらおうと、日本ゴルフツアー機構からの寄贈により鬼首小学校での活動がスタート。2012年2月には松村道央がゴルフ伝道師として訪問をしている。
小規模校の特徴を活かし、「冬はスキー、夏はスナッグゴルフ」という全校活動としての取り組みが行われ、2012年大会から10年以上の長きに亘り活動を続けてきた。
しかし、今年3月で閉校となり、子どもたちは併合先の小中一貫校の鳴子小中学校に移籍して、スナッグゴルフの練習を続けてきたが、今回は目標達成とはならなかった。

仙台市立生出小学校は、7月19日(土)に福島県のグランディ那須白河ゴルフクラブで開催の『JGTOキッズゴルフ応援プロジェクト・リシャールミルジャパン財団』第22回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会in西郷村に、宮城県代表として挑戦する。

第13回宮城県スナッグゴルフ大会兼スナッグゴルフ対抗戦第5回宮城県予選会 成績
(9ホール/480ヤード/パー36)
【団体の部】
優勝 仙台市立生出小学校 93ストローク〈全国大会の出場権を獲得〉
2位 大崎市立鳴子小中学校 122
【個人の部】
●総合優勝
佐藤優羽(仙台市立生出小学校5年)29ストローク7アンダー
●6年生の部
優勝 佐藤悠人(仙台市立生出小学校)32ストローク4アンダー
2位 武澤もも(仙台市立生出小学校)36
3位 大山瑠彩(大崎市立鳴子小中学校)38
4位 八杉聡佑(名取市立増田小学校)47
●5年生の部
優勝 佐藤優羽(仙台市立生出小学校)29ストローク7アンダー
2位 菊地琉叶(名取市立愛島小学校)40
●4年生の部
優勝 及川颯祐(仙台市立生出小学校)32ストローク4アンダー
2位 松田橙也(仙台市立生出小学校)36
3位 大場琉雅(大崎市立鳴子小中学校)36
4位 白鳥敦志(大崎市立岩出山小学校)37
5位 森岡遼(名取市立増田西小学校)42
6位 三浦和花(仙台市立東二番町小学校)47
7位 高橋璃心(仙台市立東二番町小学校)49
8位 佐藤奏来(大崎市立岩出山小学校)57
※同スコアの場合9番ホールからのカウントバックにて順位を決定
●3年生の部
優勝 八杉美佑(名取市立増田小学校)68ストローク
●2年生の部
優勝 大山誠也(大崎市立鳴子小中学校)48ストローク
2位 近江那南(仙台市立生出小学校)58
〈Thanks!!〉
仙台空港カントリークラブ マスター室・伊藤智倫さん
仙台空港カントリークラブ スタッフの皆さん






