第2回小学生ゴルフセミナー

Report

2006


[UBS日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズにおけるキッズイベントのレポート]
第2回小学生ゴルフセミナー【7月1日(土)16:40-18:00】


茨城県教育研修センターで開催。児童120名を含む約300名が参加。


笠間市教育委員会と当機構との共催、茨城県教育委員会の後援で実施。
笠間市教育委員会の飯島勇教育長にご挨拶と開会宣言を行なって頂きました。


コミュニケーションと交流というテーマで、
茨城県教育委員会の橘川栄作さんに講師を務めて頂いた。


「私は誰?」というテーマに対して考えて書き出す児童たち


「私は誰?」というワークショプでは、男の子2人と女の子1人がステージにあがり、書き出した内容を披露した。

2年生の女の子は、「私はテレビが好きです。私はトマトを20個食べたことがあります。私は決して怪しいものではありません。」と話すと、会場からは笑いが起こった。

講師の橘川先生は、「2年生で自分のことをきちんと説明できた。素晴らしいことだ。」と絶賛した。橘川先生は、「文字にして気持ちを整理することが大事。そしてどうやって自分を相手に紹介して友達をつくるかが大事。」と解説した。

「4つの心の扉」というワークショップでは、(1)学校名と名前、(2)アピールしたいこと、(3)うれしかったこと、楽しかったこと、(4)悲しかったこと、くやしかったこと、の4点を書き出し、会場内を歩き回り自己紹介と相手の話を聞き、用紙に相手のサインをもらう、ということを行なった。



相手の目を見て話すことをポイントとしてとてもにぎやかに行なわれた。 橘川先生は、「自分をきちんと相手に伝えること、相手の話をきちんと聞くことが大事。コミュニケーションとは『分かち合う』ということ。相手の目を見ることが友達づくりの始まり。」と説明した。

また、親子の会話についてもシミュレーションを行なった。「子どもが、うん、はいの返答だけで済んでしまう会話はダメで、子どもの気持ちを引き出す会話が必要。悲しいか嬉しいかの感情が大事で、正しいか間違いかの判断をしてはいけない。」とも付け加えた。

橘川先生は更に、「家庭での会話を最低30分以上つくってください。家庭でのコミュニケーションがとれないと、外でのコミュニケーションは難しい。家庭での会話が全てのコミュニケーションの始まり。」と解説した。


閉会の前に、スナッグゴルフ対抗戦から応援に駆けつけて頂いた、高橋勝成プロから、参加者へメッセージを送って頂いた。

<メッセージの内容>
皆さん、この大会のため飛行機、電車、バスに乗って遠征し、良い経験をしましたね。


皆さんには健康であってほしい。せっかく生まれてきたのだから健康で、そして明るく健康になってほしい。明るく健康で感性豊かになってほしい。 例えば感性のない大人が、「君は勉強ができないから家に帰ってしっかり勉強しなさい」というよりも、感性豊かな大人が「気をつけて家に帰ってね。そして勉強もがんばってね」というのとどちらが良いか。

自然の中でゴルフをすると感性が豊かになります。 今日の対抗戦で、ボールがフラッグにくっついていなかったことを、自己申告してくっついていないことを言えた子がいました。 自分から言える正直な子です。この大会を通じて元気に明るく正直になることを学んでもらいたいです。

そしてこのスナッグゴルフを君達は後輩に伝えてください。お友達に伝えてください。みんな外で遊んでほしい。 いい子になる必要なんてない。無理をしなくていい。わんぱくでいい。わんぱくだけど優しさを持ち、感性豊かでそして第一は健康。 太陽の光を浴びて、おいしいものも嫌いなものも沢山食べて健康でいてほしい。

そうすれば良い友だちができます。 僕はこれからもスナッグゴルフを通じて、お手伝いをしていきます。 セミナー閉会時には、参加児童全員が引率、保護者の皆さんに感謝の気持ちを込めて、起立して「ありがとうございました」という挨拶がされ会場内に大きな声が響き渡った。


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