レポート

Report

2003


[第1回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ レポート]


初代チャンピオンは東京都・立教小学校



ゲームが終わるころには、とっぷりと陽が暮れていた。しかし、熱戦を繰り広げたキッズたちの表情は、もう薄暗くなった宍戸の森の中で、みな一様に満足そうに輝いていた。第1回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップに挑んだ全10校。その中で、初代チャンピオンの栄誉を勝ち取ったチームは、東京都の立教小学校(=写真)。
前評判でも、優勝候補の一番手だった。
すでに1年前から体育の授業に、このスナッグゴルフを取り入れて、日夜、練習に励んできた。今大会に出場する代表チームの編成も、120人の希望者から6人まで絞り込み特訓を積んできた。
2位に13打差つける138ストロークのダントツ勝利。
「子供たちって素晴らしい!」とうなったのは、同校の青木克益監督だ。「日々の練習よりも今日の予選ラウンドが、また予選ラウンドよりも今日の決勝ラウンドが、と、見る見るうまくなっていく。子供って、うまくなるのがほんとうに早いんだと実感しました」。
同校は、小学校からの一貫教育で、青木監督は大学ゴルフ部の顧問でもある。「小学校でスナッグゴルフを身につけた子が、次の中学、高校でゴルフをやり、やがて大学のゴルフ部で頑張ってくれるようになるのではないか・・・そんな野望を抱いているのです」(青木監督)。
キャプテンの鈴木一夫君(4年生)はチームを代表して、「勝因は、チームワークのよさと練習した成果。学校のみんなに、この喜びを伝えたい」とコメント。
記念の優勝カップと、日本ユニシスから東京ディズニーランドチケットと、本戦に出場している選手全員のサインが入ったパネルを受け取ったメンバーたちは「みんな、僕たちが勝ったよ!」と、全員でガッツポーズ。肩をたたきあい、全員で力を合わせて勝ち取った“初代チャンピオン”の座に、酔いしれていた



スナッグゴルフ対抗戦会場に訪れた中嶋常幸と桧垣豪のはなし



●中嶋常幸のはなし

「これやったらゴルフがうまくなるね。遊びのゴルフに見えるけど、やったら基礎ができちゃうね。これはりっぱなゴルフ。ゴルフじゃないと思っている子供なんかいないよ、夢中だよ。スナッグゴルフがゴルフの入口になるんじゃないかな?これをゴルフ場やゴルフ団体も認知してやっていけば将来のゴルファーにつながるし、スポーツの普及として考えても良いんじゃないかな?日本の子供達はもっともっとスポーツをして育ってほしいね。

ゴルフって良いのはすごく自己責任がある。他のスポーツと違うところはゴルフ独特の上下関係もルールも学べるし、自己の研究心、好奇心も広げていける。こうやってチームプレーもできるからオールマイティなスポーツだと思う。ゴルフは幅の広いスポーツだと思っているから、子供達には良いんじゃないかな。中嶋がスポンサーしたっていったら来年はもっと増えていくと思う。こういうことも、プロの役目だとも思うよ」


(写真=JGTO理事長・島田幸作と、テリー・アントン氏と表彰式に参加した中嶋常幸=中央。中嶋は、今回の第1回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップのスポンサーでもある。表彰式では、自らツアープレーヤーたちの全サインも集めて、優勝賞品として提供した)。


●会場を訪れた桧垣豪のコメント

「これ素晴らしいアイデアですね。オーストラリアとかアメリカでジュニアクリニックを見たことがあるのですけど、うまかった子供達にお菓子の賞品をあげたり、ほめたりしたのを見て、そういうのを日本でもあったら良いなって思っていた。この大会は日本の第一歩ですね。見て驚きました。子供達とお父さん、お母さんと会話、コミュニケーションがふえるんじゃないかな。他のトーナメントでも開催できれば、子供はスナッグ、親はトーナメント見ることもできるし。子供達を見ていると心がなごみますね、僕達選手もサポートさせてもらいます。



息詰まる熱戦のあとはボランティアと大会観戦



「日本の子供達がこれほどすばらしいプレーをしてくれたのは驚いたのと同時にうれしかった。子供達に対する先生方の教え方、すばらしいチームワークに感動しました。子供達全員が夢中になって楽しんでいました。今回の日本大会でいつかきっと日本対アメリカの対抗戦ができることを確信しましたね」

写真=JGTO理事長・島田幸作と、子供たちとの記念撮影におさまるアントン氏



スナッグゴルフ考案者、テリー・アントン氏のはなし



前日3日目、スナッグゴルフに参加した子供たちの最終日前日3日目、スナッグゴルフ対抗戦で大活躍のちびっこたちが、最終日にはギャラリー整理員としてボランティアに参加した。
出場10校。めいめい手にした“お静かにボード”は、実はちびっこたちの手作りだ。大会側からは、看板のサイズと書き込む文字だけ指定してあとは自由に作ってもらった。
ハートマークや花模様、中には自分のプリクラをくっつけてきた子もいて、にぎやかなお静かにボードが、息詰まる熱戦に微笑ましい彩りを添えた。全組のスタートが終わると、各校ごとにコースを散策。
選手の迫力あるショットに息をのむ子。
トーナメントの華やかな雰囲気を楽しむ子。
ホールアウト後の選手たちを待ち受けサインをおねだりする子・・・。
はるばる沖縄からやってきた那覇市立壺屋小学校(=写真下)の子供たちは、ツアー用にセッティングされた美しいグリーンに感動だ。
「すっごく速そう!」「とってもきれいだね!」「気持ちいいなあ~」。
口々にもらす素直な感嘆の言葉が、宍戸の森にこだましていた。




最後に集合写真


参加選手達と日本ゴルフツアー機構島田理事長


優勝した立教小学校の選手と引率者の皆さん



スナッグゴルフ対抗戦を制した立教小学校が学内表彰セレモニーを実施


立教小学校の講堂にて、1学期の終業礼拝(終業式)が厳粛に行なわれる中、第1回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップの優勝の栄誉が、全校児童715名に より祝福された。


7月16日に行なわれた終業礼拝の終了直後に、対抗戦で戦った6人の選手が 壇上に登壇した。担当の西村由紀夫先生から、6人の功績を説明すると、講堂内は「うわぁー、すげぇー」という声が、あちらこちらであがった。


表彰状を読み上げ、トロフィとメダルが選手に授与されると、全校児童から大きな 拍手が沸き起こった。続いて、選手会から贈呈された、日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ出場全選手のサインボードが授与されると、更に場内は盛り上がった。


立教小学校は、翌日から夏休みに入り、数班に分かれて、キャンプが行なわれるそうで、選手達は夏休みにも更なる練習に励むそうです。




各校の終業式にあわせて、学内受賞セレモニーなどを実施



第1回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップで3位となった、 須磨浦学園須磨浦小学校(兵庫県神戸市)の1学期の終業式が、18日(金)に行なわれた(写真)。
終業式の終了直後に、全校児童の前で、3位入賞に貢献した 選手7名が紹介され、その栄誉が称えられた。 ホールインワンを含む、大会ベストスコアの24ストロークをたたき出した稲葉一馬(カズマ)くんには、ベストスコア賞のメダルと 表彰状が授与された。
また、2位となった安来市立赤江小学校(島根県安来市)でも終業式にあわせた、受賞セレモニーが行なわれた。開会式で選手宣誓をした、油谷町立川尻小学校(山口県大津郡)のキャプテン末永翔也(スエナガ ショウヤ)くん率いる6名の選手達も終業式の後に、学校内での報告会が行なわれた。


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