「バーディ(2)どころか、1.5くらいの価値がある」と好評価をした距離の長い8番パー3は、4アイアンで右手前ラフに外しながらピンまで20ヤードをチップイン。
フォローの風を活用し、2打目をグリーン手前のラフまで持ってきた最後9番は寄せて楽々3オン、1パット。
連続バーディ締めの通算4アンダーで、2日目を上がった。
公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)主催の本大会は、大会独自の予選会ほか、プロテスト1位合格者や、ティーチングプロ選手権覇者など普段のJGTO主管競技とはまた違った出場カテゴリーがあり、小鯛は勝者に資格がある本戦直前の「北陸オープン(7月21日・22日、富山県・呉羽CC)」から挑戦。
「優勝して出る」と、狙って勝ちきり権利をゲット。
「久しぶりに勝ち方を思い出した」と、勇んできた北海道は、各地で2日連続の熱中症アラートが発令されるなど、この日も異例の暑さ。
「涼しいはず、と油断していた」と開催前に熱中症による体調不良を引き起こし、「きょうも回れるかな・・・」と不安だったそうだが、水分補給はもちろん、歩行時は日傘を差すなど対策を徹底した分、「いい意味で力が抜けて、良い感じで出来た」と、初日の17位タイから急上昇。
「でも、いまめっちゃしんどいです、早く帰りたい・・・」。
週末までまずはクールダウンにつとめる。
2017年の「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー初優勝を挙げたあとも「毎年早く2勝目したい、とイメージしながら最近ではそういう成績でもなかった」と、賞金シードの確保が精一杯という年も多かった。
結果に恵まれなくても、持ち球のバリエーションを増やすスイング改造に励むなど、「思い通りのショットが打てるようになってきたことで、マネジメントにもメリハリがつけられる」と、成果を感じる機会も増えてきた。
昨今の若手の台頭を加味して、「優勝スコアは二桁行くんだろうな」と予測し、「最終日のバックナインで、優勝を狙える位置にいて、そこからは気持ちで勝ちきる」と、6年越しのVシーンを大空に描いた。
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