賞金王として臨んだ2019年は初戦こそ棄権したが以降は全試合で予選を通過。『ブリヂストンオープン』『ダンロップフェニックス』での優勝を含む16試合でトップ10入りという抜群の安定感で平成、令和と時代をまたいで頂点に立った。2年連続賞金王は史上5人目の偉業。平均ストロークなど多くの部門別データが前年より良化しており、より成長していたことが分かる。
埼玉栄高校1年時の08年『日本ジュニア』で松山英樹らを抑えて優勝し、翌09年に高校を中退して渡米。IMGゴルフアカデミーで2年間腕を磨いた。米国滞在中には『全米ジュニア』でベスト8に入っている。
帰国後、11年にプロ転向し、チャレンジ賞金王の資格で出場権をつかんだ15年に初シードを獲得。以降の上昇度は目覚ましく17年の『関西オープン』で初優勝を飾ると18年は1勝ながら賞金王に上り詰めた。19年末時点で世界ランクは31位。東京五輪出場が現実味を帯びてきた。