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夢は小さな巨人。比嘉一貴のジャイアンツステップ

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  • 夢は小さな賞金王です©JGTOimages

夢は小さな巨人。ミスターの冠大会で、ツアー最小のシード選手が、ジャイアンツステップだ。

身長158センチの比嘉一貴が、逆転のツアー通算2勝目を飾った。

最終日は首位の上井と2打差あったが「上井さんを気にしない。上井さんとの差も考えない。周りはコントロールできない。僕は僕の目標を達成する」。

今週一の強風下で上井との競り合いに見せながら、「通算20アンダーで勝てなかったら仕方ない」。
ひたすら自身の設定スコアだけを目指した。

首位で並んで迎えた13番では1メートルのチャンスを逃さず、14番ではグリーンの外からパターで10メートルをねじ込みノルマに到達すると、さらに続けて15番では1.5メートルを沈めた。

あまりに集中していて次ホールに行くまで「3連続か」と、気づかず、通算21アンダーが大会最多アンダー記録とも知らず、「分かっていたら」と、16番でのボギーは惜しいが、石川遼(19年)らと並ぶ最多記録で、目標の2勝目は、当初の計画より1週早くやってきた。

次週の「Sansan KBCオーガスタ」で1年越しの連覇がかかる。
「初めてディフェンディングで臨む。今年は、来週が本番というつもりで頑張ってきた」。
そこにきゅうきょ、2週連続Vの快挙という目標も加えられることになった。
「来週も良いプレーをして最後の賞金レースまで、生き残りたい」と、目標を語った。
「僕が賞金王になったら、夢がないですか?」と、提起した。

東京五輪を見ていて改めて思ったのは、どんな競技の選手でも「みんなデけぇな、ということ。チームで平均190センチを超えてたり、陸上もそうですけど、やっぱり体あってのスポーツなのか、と」。

そんな中で、シード最小の158センチの自分が頂上に立つところを想像してみる。
「僕なんかが活躍できればそういうハンデはないのかなって。思ってもらえると思うし、色々夢があるんじゃないか…。勝手に、思ってます」。

10歳からゴルフ、ゴルフで野球には詳しくない。
「大谷選手が凄いということくらいしか、分からない」。
ミスターこと長嶋茂雄氏には、アマ時代に出た2016年大会で一度、お目にかかったことはあるが、その全盛期はもちろん見ていない。

でも「これだけ時代が変わっても、スターといわれるくらい、本当に凄かったんだ、と」。
表彰式では、ビデオメッセージで「素晴らしいプレーに日本中が、テレビを見て元気を貰えました。本当にありがとうございました」との肉声が、大型スクリーンに流れて感動した。
永遠の国民的英雄が、名誉会長として第3回の2007年から大会を支えてくださる。
「ここからまた、自分を信じて頑張っていこうと思います」。
ミスターの名のもとに、小さな巨人を目指して比嘉が大きな一歩を踏み出した。

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