三井住友VISA太平洋マスターズ(2020年開催)

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@中島啓太さんが挑む、ミレニアムなアマV

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  • 遼さんにも時々教えてもらいます©JGTOimages
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  • 昨年大会は、金谷さんの優勝を祝福しました(赤ブレザーの金谷の左隣が中島さん)©JGTOimages

もはや、特別なことではない。ツアー史上5人目、大会は2年連続3人目のアマVへ。
首位と1差の3位タイから偉業に挑む中島啓太さん(日体大2年)は、「プロの試合に出れて嬉しい、とか、予選通過とかではない。勝ちたい、という気持に切り替わっています」。

弱冠はたちに脳内革命させたのは、2つ上のチームメイトだ。
昨年、史上4人目のアマVを飾った金谷拓実は、ナショナルチームで共に世界を転戦してきた仲間。

「あの感動を、僕も間近で見させてもらった」。
あのとき大会を、18位タイで戦い終えた中島さんも、先輩の祝福にかけつけた。
「金谷さんが優勝されて、僕にもチャンスがある、と。同じ舞台に立ちたいと思った。引っ張っていただいている」。
年をおかずに、元・世界アマ1位の後継候補に名乗りを上げた。
「僕も金谷さんのように、引っ張っていく存在でありたい」。
強い気持ちで臨んでいる。

支えるのは石川遼の8つ弟、航さんだ。
中島さんの大学のひとつ上だが同じ埼玉出身で、中学時からの仲良し。
親しみを込めて石川さんを「ワタル君」と呼び、仲良く頭を突き合わせて攻略の策を練る。

「ワタル君の風の読み方、傾斜の見方。とても勉強になる。お互いに出し合って、最終的には僕の意見を優先してくれる。とてもプレーがしやすい」。
息を合わせて、この日3日目に獲ったバーディは9つ。3番から3連続を奪うと、7番から怒涛の4連続で、一時は単独首位を走った。

18年のアジア大会では、個人・団体共に金メダルに貢献。
プロの試合は、2015年に初出場して16回目。うち10回で、当たり前に予選を通過し、並みいるプロらにも「アマチュアとは思っていない」(香妻陣一朗)と、言わしめる実力の持ち主。

昨夏の虫垂炎で、当時は体重65キロに落ちてしまったそうだが、鍛錬と食事で同秋には77キロまで回復。
会員制の全国ジムに入会し、試合中も週2回のトレーニングを習慣にする。
今週も前夜金曜と、練習日に汗を流して「軽い筋肉痛状態で臨んでいます」。

中島さんと、最終日最終組を回ることになったプロ7年目の木下稜介も「体が見るたびに大きくなっている。飛距離も出ているので、一緒にプレーするのが楽しみ」と、大器の印象を述べた。

2011年の松山英樹と昨年の金谷に続く、大会史上3人目の快挙へ。
「優勝を意識しないというのは無理と思うので。優勝を意識しながら最後まで、あきらめないプレーをしたい」。
2000年生まれのミレニアム世代が富士のふもとで歴史の扉をこじ開ける。

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