~全英への道~ミズノオープンatザ・ロイヤルGC 2019

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木下稜介が、令和初のアルバトロスを達成

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史上最長コースで、怪物級の快挙だ。プロ7年目の27歳、木下稜介が3番のパー5(570ヤード)で、規程打数を3打縮める「アルバトロス」を達成。
左ラフから3番アイアンで打った245ヤードの2打目は「思い通りの球が打てたが、まさか入っているとは思わず」。
行ってみるとグリーン上に球は見たらない。
奥にこぼれたと思い、素通りしてとことこ歩いていくと、同組のアンジェロ・キュー(フィリピン)に止められた。
「リョウスケ、カップチェック!」という。
「うそやろ」と思いつつ、半信半疑でカップを覗くと…。
「うわ、入ってるやん! マジか~」。

アルバトロスが出る確率は、一般的には200万回に1回程度といわれる。
今季国内3戦目の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」で"師匠格"の谷口徹が令和初のホールインワンを達成したが、その確率が1万回に1回程度と言われるから、令和初のアルバトロスの価値はそれ以上だ。
「僕もホールインワンは3回ほどありますが、アルバトロスは一生に一度あるかないか。やっちゃいました」と、したり顔で「谷口さんにも報告します。…ごちそうしてくれるかも?」。
逆に奢れと言われても、主催のミズノさんからご褒美の10万円を頂けるからへっちゃらだ。

大記録を出した次のホールはどの選手も浮かれて、ポカをやる傾向がある。
「次のホールは気を付けようと思った」。
4番パー3はグリーンを外したが、寄せて安堵のパーセーブに関門も突破。
賞金ランク54位で初シード入りを果たした今季は5戦出場して予選通過はまだ1度。
「今週はコースも難しく、調子も良くなかったので、安全に攻めようと思ったのがよかった」。
世界のマツヤマとの"ラインレッスン"にも、成果が出始めた。
「最近、アプローチを中心に練習していた。今日はグリーンを外してもパーセーブができた」。

世界遺産の法隆寺にも近い奈良県北葛城郡の出身だが、高校は「香川西」へ。
だから同じ四国の明徳義塾高にいた松山英樹とは、ジュニアの試合でよく顔を合わせた。
「昔から、凄い球を打ったが今は足元にも及ばない」。
尊敬の念をもって、今も時々アメリカにいる松山にメールを送る。
「特にアプローチの打ち方とか。同級生でも格上なので、聞きたいことはすぐに聞く。聞いたらすごい教えてくれる」。
松山からの教えが実りつつある。

3番の1ホールで一気に3打縮めたのが効いて、3アンダーは4位タイスタート。
「アメリカは僕も憧れ。いつか行きたい思いはある」。
今大会は、7月の全英オープン(7月18-21日、ロイヤルポートラッシュGC)の出場権もかかっており、このまま上位4人に残れば、初のメジャー舞台で松山と再会できるが「今は目の前の1打を精一杯」。
奇跡の1打にも浮かれない。

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