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金庚泰(キムキョンテ)は不運が重なる中でもこのスコア

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後半の6番で、この日7つめのバーディを獲ってここまで6アンダーで来ていると気づいたとき、ふと我に返った。
「なんで、こんなにスコアが良いんだろう?」。

ツアーがしばしの夏休みに入る直前のショットはパラパラ。
「韓国に帰って、お休みの間に直そうと頑張ったんですが、余計にひどくなってしまって」。
おまけに、リスタートの今週は、再び日本に戻ってくるなり首を寝違え。「おととい、起きた瞬間にあれ、って・・・やっちゃった。今年もう、これで4回目なんです。ちゃんと看てもらわないと」と言っても今回は、痛みをこらえてやるしかない。
途中棄権もちらつきながら、自分にちっとも期待をせずに初日を出たから、自分が一番驚いた。

今年の芥屋は、硬く速いコウライグリーン周りは、すっぽり埋もれるティフトン芝に覆われ、めっぽう難しいが、鬼の寄せはハンパなかった。
12と3番で2度のチップイン。
グリーン上も冴えて「人生で一番少ない数だった」と、この日の20パットは自己最少数を更新。最後の9番も6メートルのきわどいバーディパットを沈めて、7アンダーであれよと午前組のトップに居座った。

1打差2位の飛ばし屋、ウォン・ジョン・リーはジュニア時代から競い合ってきた仲良しの先輩。「先週も韓国で2度、一緒にラウンドしたんです。先輩は、僕みたいに“入っちゃて”のゴルフじゃない。すごく調子が良かったので。だから今日は僕のほうが上なんて、なんか申し訳ないみたいですけど、このまま先輩と、優勝争いが出来ればいいな」と、微笑んだ。

今年も大会ではスタート前に、選手たちから曲のリクエストを受けて「勝ちウタ」に乗って出ていく「選手紹介セレモニー」で盛り上がっているが、キョンテはあえて大会公式ソングのコブクロさんの「虹」にしてもらった。
「僕はちょっと昔の99年代の歌が好きなんですけど、好きな歌を聞いて盛り上がっちゃうと、僕の場合はダメな気がして。それで大会の歌にしてもらったんです」とは、いつも冷静沈着な選手らしいセレクトだ。

「ショットも、首もこれ以上良くなることはないと思いますが、今日のアプローチとパットの感覚を忘れずに、明日以降もプレーしようと思います」。鬼は灼熱の芥屋で、相変わらずクールだった。

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