日本オープンゴルフ選手権 2016

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池田勇太が負けて笑顔

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池田が、負けて笑顔で上がってきたのは初めてではないか。誰より自分に厳しい男は、どんな負け方でも自分を許すということはない。もちろん、今回も悔しいには違いない。それでもこの日、池田は清々しい笑顔で18番のグリーンに上がってきた。

今週月曜日に持ち越されたプレーオフVに続いて週に2勝の新記録はならなかったが、共に最終組で直接対決を演じた松山の、ひとつ上を行くゴルフに池田は感じ入っていた。
「距離も出てるし、アイアンも一番手違う。もう1ランク上を行くのはそこかな、と気づかされた」と、男らしく勝者を称えた。
松山は、自分の7つも下の「後輩だけど、良い勉強になった」と、頷いた。

プレー中は、お互い屈託なく笑い「凄いピン位置だね、と話したり、今の入ったと思いましたよ、と向こうから話しかけてきたり」。たとえ自身が窮地でも、互いにたたえ合うことを忘れず、最後は、奥のラフから寄せたパーパットで渾身のガッツポーズを握って沸かせた。大学の後輩と、歴史に残る名勝負を繰り広げた。
池田もまた、これぞナショナルオープンの空気を味わった。

予選ラウンドを、松山と同組で回った石川遼は「ヒデキが出てくれたおかげで、素晴らしい舞台で、素晴らしいプレーを見たいと思っているファンは、潜在的に多いと分かった。そういう舞台と選手が揃えば、盛り上がると分かった。男子ゴルフの視聴率や、ギャラリー数の問題も、選手の責任だと思う」と、熱く語った。

松山の最終日のプレーをまさに、目の当たりにした池田もまた「ヒデキも遼も、スコットも出てくれて、初日から1万人超えで良かった」と、昨年まで3期つとめた選手会長目線で、「彼らがいなくても、僕らが頑張って、お客さんを呼べるように頑張らないといけない」と、負けても熱く語った。

一昨年に続く2度目の日本一は後輩に譲ったが2年連続の2位タイで、賞金ランクは谷原を抜いて、いよいよ1位に浮上。
「こういう舞台で、毎週のように上位にいることが大事。これから毎試合、こういうゴルフが出来るように頑張りたい」。
自身初の賞金王獲りを目指して、ファンの関心を引きつけたい。

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