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リフレッシュ休暇の高山忠洋が6位タイに

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やはり高山もスタートで、この日のピン位置を記したピンシートを一目見るなり、仰天した。特に4番は、右エッジから3ヤードに対して、手前から31ヤードとの表記に、「そんなのどこにあったの。あの傾斜にピン切れたっけ、って・・・。長年やっていて初めての場所。狭いところでした」と、前人未踏のピン位置に、プロ16年目の37歳も四苦八苦。

「なんとか少ないチャンスをモノにしていった」。今週から持ち替えたマレット型のパターで、きわどい返しのパーパットもなんとかしのいで、ボギーなしの68でまとめて来られた。

6位タイの好発進には、先週のリフレッシュ休暇が吉と出た。秋からの連戦に、心と体が悲鳴を上げていた。痛感したのは3週前だ。チームホンマのホストプロとして、優勝だけを狙っていた「HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF」は、「出し尽くして勝てなくて」。8位タイが精一杯。「そのダメージが、大きかった。もう身体が動かなかった」と、その翌週の日本オープンでは大事な日本一決定戦で、今季初の予選落ちを喫して、決断した。

「出続けたい気持ちの葛藤もあったけど、思い切ってここで一度休んでどうなのか。そういう統計も取ってみたかった」。先週のブリヂストンオープンでいったん小休止をもらって、週の初めは趣味の育児以外は、ほぼ何もしないで寝続けた。
「連戦が続いているときは、脳と身体のギャップを感じていた」という。
「脳からの指令で身体を動かしているわけだけど、リフレッシュができていないとゴルフが楽しい、という信号も送られて来ない」。
思い通りのパフォーマンスも望めない。
今季は6度のトップ10入りも、「優勝争いには絡みかけても、最初の余興をやって、消えている感じ。主役のグループには入っていない。最後まで、ギャラリーを楽しませるゴルフが出来ていない」。

年間2勝をあげた2011年のツアー通算5勝目から足踏み続きの勝ち星を引き寄せるためにも何か、違ったアプローチをしてみたかった。

オフの間はほとんどクラブを握らなかった代わりに、トレーニングでみっちりと身体を鍛えた。パンパンに張った筋肉は、あえてほぐさず「3日、寝かす」。その状態のまましばらく放置することで、「脳をだますんです」。それが普段の正常な状態と錯覚させることで、これから終盤戦では多少の疲れもまだまだやれる、と思わせる。
「野球のマスコットバットで素振りを続けると、普通のバットが軽く感じる。あれと同じです」と、和歌山県の星林高校の元野球部らしい発想で、鍛え直してやってきた。
「おかげで今日は脳がすっきりとして、苦しいピン位置でも耐えられた」と、さっそく効果が出た初日だった。

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