長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2013

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河野祐輝が自己ベストの2位に、シード権に大きく前進【インタビュー動画】

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  • 手前が片岡、後ろが河野。スタート前のキッズエスコートで仲良く登場した2人もライバル同士だった!

良きライバル関係は、互いの成長の何よりの糧になる。たとえば藤田寛之と谷口徹。若手なら石川遼と松山英樹。そして今週なら薗田峻輔と小平智のほかにも、もう一組の物語があった。

河野祐輝(こうのゆうき)と、片岡大育(かたおかだいすけ)だ。中学時代からの親友で、香川西高校時代には、キャプテンと副キャプテン。3年時の団体戦で、チームを全国3位まで押し上げた名コンビが実に、十数年ぶりに最終日に直接対決を果たした。

「勝手に僕が、ライバル視しているんですけれど」と笑ったのは河野だ。「今日も勝手に僕が、片岡を意識しすぎて」。スタートから連続ボギーでライバルに遅れを取った。

「あれには焦りましたけど」。すぐに我を取り戻した。「焦らずに、自分のゴルフに徹しよう」と、冷静さを取り戻した。5番から8つのバーディをお見舞いして、「今日は片岡に勝てて良かった!!」。
自己ベストの2位タイも、ライバルがいてくれるからこそだ。

前日3日目は、片岡とは1打リードの通算11アンダーで、河野はホールアウト後のスコア提出場で、指折り数えて逡巡していた。現状ではこの日の同組の3人のうち、自分が最後にスコアカードを提出すれば、最終日に片岡と一緒の組で回れる。
「でも、一番先に出したら、シンゴさんと回れる」。

その日は同じ最終組で、藤田寛之とのラウンドで、学ぶことはあまりにも多かった。
「プレーの間の取り方とか、トラブルのあとの判断の素早さとか。しかもその決断がとてもスマートで」。きっと、片山晋呉とのラウンドでも同様に、貴重な経験が出来るだろう。
明日は片山か、片岡か。
「どうしよう!?」。迷っているうちに、他の選手にあっさりと先を越されて迷うまでもなくなったが結果的に、片岡とのラウンドには大きな収穫があってよかった。

河野は先週まで2試合連続の予選落ちも、その間に片岡が上位争いを繰り広げて、悔しかった。もっといえば、片岡はアジアンツアーで今年、すでに2度の優勝争いで、着実に初優勝に近づいている。

「片岡の存在が刺激になっている」と、河野は言う。
「あいつには負けたくない」。そんな強い気持ちがお互いの存在を押し上げる。
片岡は日本ツアーではまだシード権がなく、国内の初シードという点では、ひとまずこれで、河野が一歩先んじた。
次はどちらが先に、初優勝をあげるかだ。「片岡に先に勝たれたらどうしよう? いや絶対に自分が先に勝ちたい」。薗田と小平もそうだが言いたいことを言い合い、負けん気を遠慮なくぶつけあえるライバルがいてくれるなんて、本当に幸せだ。

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