長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2012

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今年の長嶋茂雄賞は、金亨成(キムヒョンソン)

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悲願のツアー初Vは、母国の新星にさらわれた。32歳が地団駄を踏んだ。「私の目標は、16アンダーでしたので」。目算は、甘かった。この日は5つのバーディでもまだ、20歳を封じるには足りなかった。

「19アンダーにはびっくりです」。
李京勲(イキョンフン)の強さは、彼のアマチュア時代から知ってはいたが、これほどとは。
「彼は飛ぶし、パットも上手くて。確かに昔から、韓国では有名な選手でした」と、認めた。
「でも、私もちょっとは有名な選手だったんですよ」と、冗談ながらも先輩のプライドが、チラリと覗いた。

日本ツアーに来て4年。初年度の「ミズノオープンよみうりクラシック」でも初Vまであと一歩に迫ったが、デビュー2年目の石川遼にさらわれた。その後も、幾度もチャンスがあったがまだ壁を破れずにいる。

今週は、先々週に続いて2試合連続の最終日最終組にも、叶わなかった。またしても、若い選手に阻止された。
「先々週から調子もいいですし、チャンスも来てます。もうちょっと練習して頑張ります」と、それでもなお気丈に、朗らかに言う紳士ぶりには、母国の後輩たちからも、信頼が厚い。

初優勝には手が届かなかったが、“ミスター”の賞賛は得られた。
大会名物の「長嶋茂雄賞」は、直々に手渡されるトロフィーと、賞金100万円。
4日間で2イーグルに、15個のバーディをポイント換算して最上位者に贈られる。
「もっともアグレッシブなプレーをした」と、大会名誉会長の長嶋氏から、直々に評価を受けられる。

「ヒョンソン選手は本来は堅実なゴルフが売りですが、今大会ではアグレッシブなプレーでも、北海道のギャラリーを大いに湧かせました」とのミスターの緻密な分析が、せめてものなぐさめだ。

負けはしたが李との大接戦は、確かに非常にスリリングで同じ最終組の宮本勝昌も、チャンピオンへの賞賛とともに、「2人とも、本当に素晴らしいプレーをした」と、負けた金のこともたたえた。

「最終日、最終組だとどうしても緊張したり、探り合いでスコアが伸びなかったりするけど、僕が見てきた中でも2人のプレーは1、2を争ういい出来だった」と、褒めた。
「僕もプレッシャーを感じている場合じゃないね」と、金の頑張りには来月40歳を迎えるベテランの反省の弁も引き出した。

※長嶋茂雄賞とは……アルバトロス1回につき10、ホールインワンが8、イーグルが6、バーディを1ポイントで換算し、大会期間中に最も多くポイントを獲得した選手が「もっともアグレッシブなプレーをした」として、大会名誉会長で、読売巨人終身名誉監督の長嶋茂雄氏から賞金が贈られる。 今年は、韓国の金亨成(キムヒョンソン)が、4日間計27ポイントで獲得した。

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