ゴルフ日本シリーズJTカップ 2009

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遼勇、激突……!!

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  • 大会前日のフォトセッション。先に石川が右手を伸ばすも…
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  • 池田がすぐに握り返さず宙ぶらりん。
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  • 「カップが見えたほうがいいんじゃないの?」と池田
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  • 思案の末に、ようやく2人の両手が合わさった。
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  • 最後はしっかりと互いの目を見て健闘を誓い合った

泣いても笑っても、これが最終戦。すべては、この「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で決まる。どちらがなっても2人の憧れ、あのジャンボ尾崎が36年前に成し遂げた26歳を塗り替えて、史上最年少の賞金王が誕生する。

今大会初日のペアリングは賞金ランキング順に、かつもっとも上位の選手ほど、後ろに組まれる。おのずと、2トップの豪華な顔合わせの最終組となる。

その前日はこの日2日(水)に、揃って記念撮影に応じた。
そびえる5台のテレビカメラ。おびただしい数のフラッシュ。
中継局アナウンサーの「闘争心は高まってきましたか?」の質問に、「沸いてないな、まだ始まってないしな」とは、23歳の池田勇太。
18歳の石川遼はちょっぴりハニカミながら、「徐々に……緊張してきましたね」。

いよいよこの最後の一戦で、10月のコカ・コーラ東海クラシック以来となる直接対決。
カメラマンに握手を促され、先に差し出した石川の右手が宙に浮いた。

池田がすぐに握り返さなかったのは、重なった2人の手で飾られた優勝カップが隠れてしまってもいいのか気になったのが理由のようだが、常に真っ直ぐに池田の目を見つめて笑う石川に対して、はぐらかすというか、終始照れくさそうにしていた池田の様子に正反対の性格が際立った。

それでも最後はしっかりと、石川の視線を正面から捉えて「どちらが勝つにせよ、お互い楽しく4日間出来ればいいと思うし、お互いに悔いの残らないプレーを4日間続けましょう」。
石川が、頬を上気させて大きく頷く。
「池田さんとプレーするのもこれが最後。そういう喜びを噛みしめて、僕も悔いの残らないようにしたい」。

互いに今季4勝の実績をひっさげて、乗り込んできたこの頂上決戦。
賞金差は約2455万円。
優勝賞金は4000万円。
2位賞金は1500万円。

初出場の池田が逆転王座に輝くには、ここで勝つしか道はない。
しかし、池田に重圧はない。
「逆に優勝さえすればいいってことだろ? ごちゃごちゃした条件がないだけ目標が一つに決まっていい。このシリーズという試合で勝つことを意識すれば、賞金王がついてくるってこと。ただ勝ちにこだわって過ごせばいい」。

右手甲と腰の状態も膠着状態では、なおさらアップダウンのあるここ東京よみうりカントリークラブではキツイ戦いが予想されるが、それも「気力、体力で乗り切ればいい」と、言い切った。

これを受けて石川も「僕が池田さんの立場なら厳しい。あの状況で僕が勝つといっても本気に取ってもらえないが、池田さんが言うと重みがある。最後は気力の勝負になる。気持ち次第で変わってくる」と、キリリと口元を引き締めた。

「最後に勝って、鮮やかに決める」と池田が言えば、「自分を褒められるかどうかは今週にかかっている。油断したくない」と、石川。
どちらが栄冠を掴むのか。注目の一戦がいよいよ幕を開ける。

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