カシオワールドオープン 2009

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横田が、田中が…熾烈なシード権争い

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  • 昨年、取り戻したばかりのシード権は絶対に守る! 横田
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  • 米ツアーから持ち帰った体の故障もすっかり癒えて、あとは完全復活を待つばかりだ、田中。
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  • 「この11年間は、シード権のことなんか考えたこともなかったのに」小山内
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  • 佐藤信人も、ツアー優勝による複数年シードを含め、12年間守ってきたシード権を手放したくはない
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  • 今年シード元年の中島雅生もラスト1戦に賭ける

今年のシード権のボーダーラインは、義務試合数に満たない永久シードの中嶋常幸(ランク64位)と、先週のダンロップフェニックスで日本ツアー初のイタリア人プレーヤーに輝いたエドアルド・モリナリ(同26位)と2位につけたロベルト・カールソン(同48位)と、3位タイにつけたシェーン・ローリー(同73位)の4人を除いた、上位70人。

つまり、現在賞金ランク74位につける横田真一までが、賞金シードの圏内ということになるが、まだまだ予断を許さない。

今年、シード復帰を果たしたばかりというのに、再び危機に立たされている横田。今週も薄氷を踏む思いのラウンドとなることは間違いないが、「あの頃の気持ちに比べたら、苦しさは100分の1」と思いのほか明るく、今週のラスト1戦を目前にして、「来るなら来い!」と頼もしい。

横田が、デビューの翌年から12年間守ってきたシード権を失ったのは、2006年。
選手会長をつとめて2年目の年でもあり、ゴルフと会長職の両立の難しさも浮き彫りになったものだ。
結局、この最終戦で保持に失敗したばかりか、ファイナルクォリファイングトーナメント(QT)でも予選落ちをして、どん底まで落ちた。
それでも、2年をかけて這い上がってきたという自負が、いまの横田を支えている。

「もしダメでもどうにかなる。またQTに行けばいいし、それがダメでもチャレンジから頑張ればいい」とドンと構えて、この最終戦に挑む。

そのほかランク78位の田中秀道はすでに、今週の最終戦の出場権すら当初は失っていた。今年は、試合中の怪我を公傷とみなして出場権を与える「特別保障制度」を申請してシード復活を目指していたが、2週前の三井住友VISA太平洋マスターズで出場可能な20試合目を迎え、このままではQTに行かざるをえない状況だった。

しかし、今週は主催者推薦を受けられることになり、逆転のチャンスが生まれた。
身長166センチの体いっぱいに詰まったど根性を、今こそ発揮するときが来た。

そのほか、昨年初シード入りを果たしたばかりの中島雅生をはじめ、小山内護や佐藤信人、川岸良兼らベテラン勢も、シード権の保持を目指して高知入りする。

賞金ランク91位の小山内は、先週のダンロップフェニックスでは2日目に7位タイにつけて、「ゴルフはここにきてようやく上り調子。優勝も狙えそうな感じだよ」と揚揚と語ったあとに、「ただし、シード権のことがなければね」と、付け足したものだ。
そして、まさに最終日の18番でなんと「11」の大叩きで、結局、46位まで転落した。シード権争いの重圧が、プレーに与える影響の大きさを伺わせた一場面だった。

2000年と、2004年から3年連続4度のドライビング王に輝いた飛ばし屋は、豪快な飛距離を武器に、まさに怖いもの知らずのゴルフでシード権を11年間守ってきた。

「常にショットでスコアを作ってきた。これまで、シードのことなんか、考えたこともなかった」と小山内はいう。
だがひとたび、そのショットに綻びが出来るとスランプに陥るのはあっという間だった。
「安定した選手は常に、パットでスコアをつくっている」と気がついて、パット練習に時間を割くようになったのは、10月からだが、シーズンも終盤を迎えて少し遅すぎた。
「今から70位に滑り込もうと思っても入れるとは思っていない」と覚悟を決めた。
「俺は一気にトップ10位入りを目指す」と勇ましく、男たちがこの1戦に賭ける。

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