中日クラウンズ 2008

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近藤智弘「今年の目標は、常に自分のベストを尽くすこと」

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今年49回を迎えた中日クラウンズは、もともと熱心なファンが多いが今年は特に、石川遼の影響で、練習日の月曜日から本戦並のギャラリーが駆けつける盛況ぶりだった。

最終日は1万1478人、4日間はのべ3万5360人。
大フィーバーの最後を劇的シーンでがっちり締めて、「おいしかったね」とおどけて笑ったがこの週、ツアー初の予選落ちを喫した16歳の不在も感じさせないほど、最高潮に盛り上げた。

愛知県東海市出身のご当地プロ。
またこの地から、世界へと大躍進をとげたグローバル企業のトヨタ自動車と、今年3年間の契約更新を済ませたばかりだ。
しかも、今大会は専修大学のアマチュア時代から数えて11回の連続出場で、予選落ちなし。
「難しいけれど、大好き」と思い入れが強く、そんな近藤の大健闘に主催者もスポンサーも、地元ファンも大喜びだ。

今年は選手会の副会長をつとめ、会長の宮本勝昌を積極サポート。
このオフも、たまたま予定があって出席できなかった宮本のかわりに、チャリティ活動に参加するなどコース外でもその存在感は際立っている。

石川の活躍に「遼くんのおかげで、自分も声をかけてもらう機会が増えた」と感謝しつつ、16歳ひとりにその荷を背負わすつもりはさらさらない。
今年6月に31歳。
「30代を代表する選手として、ツアーを引っ張っていきたい。このチャンスに男子ツアーをアピールしたい」。
その自覚は人一倍だ。

昨シーズンは、自己最高の賞金ランク5位。
JCBクラシックでツアー通算3勝目。
全英オープンの日本予選を勝ち抜いて、初のメジャー舞台を踏んだ。
「年頭に立てていた目標はすべてかなえた」。
しかし、ちっとも納得できていない自分がいた。

結果ばかりにこだわりすぎたからだろうか。
「ゴルフをやってても、楽しくなかった」。
楽しくないから、集中もできない。
「何でなんだろう? どうしたら、楽しめるようになるんだろう…」。
考えた末に出した結論が「周りも、結果も気にせず、そのときどれだけベストを尽くせたかを常に考えてプレーすること」。

今年、最初に一番のピークを持ってきた、という難攻不落の和合でそれが実現できた。
「今週も、プレーをしていて本当に楽しかったから」。
心からゴルフを楽しむ気持ちが溢れ出た今回の74ホールだった。





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