長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ 2007

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谷口徹の強さの秘訣は「どんなピンチも自分のゴルフを貫くこと」

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ツアー通算12勝目をあげた前週のウッドワンオープン広島の2日目から、一度も首位を明け渡すことなく再び頂点に立った。2週連続優勝は自身3年ぶり3度目の快挙達成だ。

そればかりか過去11勝のうち、翌週の大会でトップ5位入りが5回ある。勝った翌週こそ、強さを発揮するのが持ち味だ。
昨年8月から、勝てそうで勝てない状況が続いていたが、壁をぶち破ったいまでは「気持ちの余裕も出来て、気分的にポジティブになれる。前向きな気持ちがどんどん出てくる」。

そう話したのは大会2日目だったが、3打差からスタートしたこの日最終日は、けして楽勝というわけではなかった。

2位スタートの小田孔明は今年ようやく初シード入りを決めた選手だった。
たまたまこれまで、一緒に回ったこともなく、どんなスイングをするかも知らなかった。
そんな選手に猛然と追いかけられて、度肝を抜いた。
よく飛ばすし、ソツをないゴルフをする。
「こんな良い選手がいたのかと。途中、正直ヤバいと思いました」と振り返る。

スタート前にかけられた、大会主催セガサミーの里見治・代表取締役会長の「ぜひ連覇を」との励ましをありがたく受け止めながら、「絶対に期待に答えたい、という気持ちがプレッシャーにもなった」と打ち明ける。

そんな苦しい展開も平然と切り抜けられる秘訣は「どんなピンチを迎えても、自分のゴルフを貫くこと。絶対に勝つ。そんな強い気持ちで臨むこと」。

540ヤードの13番パー5で小田が2オン成功。
その時点で2打差にジワリ、とこみ上げた不安。
「負けるかもしれない」。
しかし、そんな気持ちは微塵も見せず、5番アイアンで刻んだ。
アプローチで2メートルに寄せて、先にバーディを奪い「それ以上、差を縮めさせなかったことが大きかった。バーディを取らないといけないという心理にさせられた」。

巧妙に仕組まれた駆け引きにまんまとハマった小田は、「勝負だ、と思ってドライバーを握った次の14番で、ボギーを打った」と、語っている。

四方を池に囲まれた距離のある16番パー3は4番アイアンでしっかりとグリーンを捉え、パーセーブした時点で勝負はついた。
有言実行の完全Vに「昔の自分が、戻ってきた感じがある」とは、きっと初の賞金王についた2002年のことを指すのだろう。

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