ゴルフ日本シリーズJTカップ 2007

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石川遼くんが3位タイ

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この日トップスタートの組を待ちわびて、18番に集まったギャラリーがどよめいた。グリーン横の大きなスコアボードの一番上に躍り出たのは16歳。

15番で9メートルのバーディパットを入れた。
16番で6メートル。
17番パー5は左手前10メートルのイーグルパットがわずかにカップをそれたが、楽々3連続バーディに、石川くんが首位タイで最終ホールを迎えたのだ。

史上最強プロ決定戦は44回の長い歴史の中で、アマチュアが出場するのは史上初。
子供のころから見ていた夢の舞台は、「ここにいる選手の中で一番ヘタクソな選手が僕」と自覚して、この日初日は全員出席の開会式もどこか上の空。
「本当に僕がここにいてもいいのか」と引け目さえ感じ、せめて「プロの方に迷惑がかからないように一生懸命プレーする」と決めていたそうだが、終わってみれば3位タイ。

最難関の18番パー3こそ右のバンカー際からのアプローチをミス。
ボールは傾斜を上りきれずにバンカーに転がり落ちた。寄せきれずダブルボギーに終わったが、ミスらしいミスはそれだけだった。

かじかむ寒さにも、スタート直前まで「疲れが出やすい」というふくらはぎに温シップ。
ラウンド中はミトン型の手袋を手放さないなど対策も万全に、この日は課題のティショットがほぼ完璧。
541ヤードの6番パー5で340ヤードをかっ飛ばし、4番アイアンで2オンに成功して初バーディを奪うなど、「今までにありえない。今日は最高のゴルフができました」と笑みを浮かべた。

開幕前は「1日5バーディ」が目標」だった。
しかし、報道陣に言われて「そういえば、それを目標にしてたんだ」。
17番でクリアしたことすら気づかなかったほど。最後まで夢中で18ホールを戦い抜いて「寒いところから暖かいところに来たからかな。ボ~っとする」と、ホールアウト後はほっぺを赤くしながら、ぬかりはなかった。

アテストで、同組の誰よりも早くスコアカードを提出。
初日は賞金ランキング順に組まれたペアリングが2日目から成績順になる。
同スコアで並んだ場合は、先にスコアカードを出したものが、より後ろの組になる。
1アンダーには8人が並んだが、最終組の座をゲット。
もうひとつの目標が、「2日目からできるだけ遅い組で回ること」だった。
それが、いきなり2日目から「これ以上遅くなれない」スタート(10時20分)を実現させてしまった。






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