サン・クロレラ クラシック 2006

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平石武則「絶対に、無駄にしたくない」

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自称「ツアー1飛ばへんプロ」。そんな平石にとって、今年167ヤード伸びてツアー最長の7,509ヤードに生まれ変わったここ小樽カントリー倶楽部はもちろん、楽ではない。
「とにかく長い・・・」と、溜め息をつきながら、それでも「僕らしいゴルフができた」と、この日2アンダーに納得顔だ。

第2打で、この日ウッドを握ったのは10ホール。
飛距離が出ない分、1、3、5、7、9番の5本のフェアウェーウッドを駆使して前半4バーディを奪うと、「小樽のアーメンコーナー」で耐えに耐えた。
523ヤードの16番パー4など、距離の長いホールが続くインのあがり4ホールで懸命のパーセーブ。

「・・・17番までは切り抜けられたから。ちょっとホっとしてしもたかな」。
462ヤードの最終18番パー4こそ、左足下がりのセミラフからの第2打をバンカーに打ち込んで3パットのダブルボギーとしたものの、首位タイの好スタートには日焼けした顔も思わずほころんだ。

シード権を失った今季は、出場優先順位を決めるファイナルQTもランク78位。
ほとんど出番がなく、自宅で悶々と過ごすことが多かった平石が、再び燃える思いを取り戻したのは先月31日。

母校の東洋大姫路が、夏の高校野球・兵庫大会の決勝で9回裏に逆転サヨナラヒット。
そのとき、たまたまカーテレビでゲームを見守っていた平石も「思わず大声出しました(笑)」。

自身も1977年、5番レフトで夏の甲子園を制した元・高校球児。
「耐え切れず、隠れてそこいらのドブ水を飲んだこともある」。
それほどの厳しい練習にも耐えて、全国制覇を果たしたあの暑い夏の日が、目の前に鮮やかに蘇ってきた。

今週は腰部脊柱管狭窄症のため、きゅうきょ欠場を決めたジャンボ尾崎の代わりの繰上げ出場。
「思いがけず出られたのだから。ここでしっかり稼いでおきたい」。
今大会終了後に、2回目の出場優先順位のリランキングが行われるだけに、このチャンスは「絶対に無駄にしたくない」。
野球は9回の裏2アウトからが根性の見せ所。ゴルフも同じだ。



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