ゴルフ日本シリーズJTカップ 2006

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今年の最優秀選手はインドのジーブ・ミルカ・シンに決定!!

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ロッカールームで泣き崩れたのは2003年。日本ツアー参戦3年目にシード落ちを喫した。一見、強面だが実は繊細な性格。プレッシャーがかかった場面でOBを打つ。大事なパットは必ずショートする。
そんな自分の弱さを嘆いていた3年前。

翌年の2004年12月。アジア・ジャパン沖縄オープンでは3日目に4打差つけて単独首位に立ちながら宮里聖志に逆転負けした。
そのときもやはり、しばらく立ち直れないほど落ち込んだ。

「あのあと、考えたんです。自分には何が足りないのかと」。

まず精神面から叩きなおそうと、何人ものメンタルトレーナーを渡り歩くことから始めた。
その類いの本を読みあさり、研究に研究を重ねた。
そして悟った。

「一番の“メンタルトレーナー”は自分自身だと。どんなに良い方法を教わっても、実践するのは自分。常にポジティブにいられるように。まずは自分で頑張ってみよう」。

そんな取り組みが今年、最高の形で実を結んだ。
最終日の18番。227ヤードと距離が長く、待ち受けるグリーンは奥から急傾斜の難しいパー3。
「ショートしてもいい。絶対に、手前に落とす」と誓った3番アイアンのティショットは、グリーン手前7ヤード。
そのあと、グリーン横のスコアボードを見た。
増田伸洋が1打差につけていることを確認してから打ったアプローチは、思ったより寄せ切れなかった。

パーパットは3メートル。
外せば、プレーオフ。
「覚悟はしていた」。
タッグを組んで6年の専属キャディ・藤室一平さんの一声が、そんなシンの背中を押した。

「まっすぐボン!!」。

緊張した場面の2人の合言葉。
ラインや距離を気にせずに、カップ目掛けて強気で打とう、という合図。

藤室さんの言葉どおり、ど真ん中から沈めて「自分の心に打ち勝った」。
思わずキャップを脱いだ手を、そのまま強く振り下ろす。
歓喜がほとばしる。
「この大会で勝つことが夢でした。完璧な1年の締めくくりになりました!!」。

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