カシオワールドオープン 2004

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熾烈!!賞金シード争い

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ここ3週間、仲間のありがたみを実感している。誰もが「頑張れ」と言って、背中をたたいてくれる。現在、賞金ランク72位につける中川勝弥(=写真上)が、たくさんの声援に支えられて頑張っている。

次週のツアー最終戦『ゴルフ日本シリーズJTカップ』には今年のツアー優勝者と、賞金ランク25位までの選手にしか出場権が与えられない。したがって、来季のシード権を狙う選手たちにとっては、今週のカシオワールドオープンが、事実上の最終戦となる。

来季の賞金シードが得られる賞金ランク70位にランクインしている選手の中から、先週優勝のタイガー・ウッズやダレン・クラークら、規定出場試合数に満たない2選手をのぞいたランク72位までの選手が、来季のシード権を手に入れることができる。

つまり中川は、まさにいまそのボーダー戦上に立っている選手なのだ。

綱渡りの綱を渡るような心境で迎えた、今週の“最終戦”。しかし、今季出場27戦中、25戦でバッグを担いできた妻・めぐみさんから、頼もしい言葉が飛び出した。

「大丈夫。物事は、必ずなるようになりますから…」。
そう言い切れるだけの、根拠がある。

夫は、10月のアコムインターナショナルから先週まで、8試合連続で予選通過を果たしている。これまでは3試合以上、予選通過が続いたことがなかった中川には「それだけ、ゴルフの調子が良い証拠。いまのままいけば、今週も絶対に大丈夫です!」。
ずっとそばで見つめ続けてきただけに、そう確信できるのだ。

「去年、ここで優勝された今井克宗さんをはじめ、ほんとうにたくさんの人がずっとハッパをかけてくださってますし、夫も、そんなみなさんの気持ちを十分すぎるくらい感じていると思いますから…」。優しい目をしてつぶやくめぐみさんにも支えられ、中川が3年連続のシード権保持を目指す。

対して、1年ぶりのシード選手への返り咲きを目指す宮里聖志(=写真下)は、現在賞金ランク76位と現状は“圏外”。
先週は地元・沖縄で、コーチであり父の優氏に課題のパッティングの指導をみっちりと受けて、ここ指宿入りした。

妹の藍さんが今週の女子ツアーの最終戦で史上最年少での賞金女王に挑むだけに、宮里家の長兄としてここで踏んばらないわけにはいかない。

「藍ちゃんのことも応援したいけど、いまは人のことを言ってる場合じゃないですからね。俺が藍ちゃんに『頑張れよ』って言ったって、『お前が頑張れよ』って言われるのがオチだし…(苦笑)」。

今年は、例年にましてシード権のボーダーラインが底上げされており、獲得賞金を1600万円台に乗せておかなければ、けして安泰とはいえない状況だ。
現在、1300万円台の宮里にとって「今週は、最低でも200万円ゲットが目標。とにかく、各ホールすべてバーディを獲るつもりで、ガンガン攻めていきます」。

中川、宮里のほか、シード権争いの選手たちそれぞれが、人生の正念場を迎えている。




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