カシオワールドオープン 2004

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高見和宏が男泣き、4年ぶりのシード権復活 「みなさんに支えられ、“70番目”になりました」

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  • 「プレー中は、なるべく笑顔で頑張ったのですが・・・」高見
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深刻な首痛にたたられて、10年間守り続けてきたシード権を失ったのは2001年。つらく、苦しい4年間だった。「俺にも生活がある」と、ツアーの道をすっぱりと諦め「レッスン業で生きていこう」と、本気で決意した時期もある。

そんな高見を奮い立たせてくれたのは、周囲の人たちの叱咤激励。
「12月で45歳。『まだまだ老け込む年じゃないぞ』と、みんなが肩をたたいて応援してくれたから頑張ってこられた」。

特に、師匠のジャンボ尾崎。今週、会場入りするなり、夕食に誘われた。その席で、ジャンボ自ら賞金ランキングの表を広げて、弟子が逆転シード入りを果たすためのシュミレーションを始めた。

今大会が始まる前の高見のランクングは74位だった。ボーダーラインの72位に食い込むためには、最低でも35位に入って、70万円ほど稼ぐ必要があった。

ジャンボが言った。

「…高見。70万円、なんて考えてプレーしたらその程度か、それ以下のゴルフしかできなくなる。いいか、今週は10位内を目指してプレーするんだぞ」。

師匠の教えに忠実に、懸命に戦った4日間。「こんな思いをするのは、プロテスト以来」というほどの激しいプレッシャーにも打ち克った。
30位タイにつけて、賞金ランク72位。滑り込みでの逆転シード入り。
「みんなに支えられ、“70番目”になれました…」。
4年ぶりのシード権復活に、高見の目から自然と涙がこぼれ出ていた。

「これでまた、来年からみんなと一緒にスタートラインに立てるんです。2005年は、ゼロからのスタートです…」。
目を真っ赤にしたままの高見に、師匠が笑顔で近づいてきた。
「おめでとう」と言って、交わした握手。…感無量。
涙は、しばらく止まらなかった。


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