カシオワールドオープン 2004

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大会記事

シード権争いの選手たちにとっては、今週が事実上の最終戦

ただでさえ激しいプレッシャーに、吹き荒れた強風が選手たちの人生を翻弄する…。

現在、賞金ランク72位と、まさにボーダー線上にいる中川勝弥(=写真上)が、顔をしかめた。
「つらい…つらいっす」。

出だしの1番でいきなり3パット。
「それからずっと、しのいでしのいで…」。再三、風にボールを持って行かれながらも「このコンディションで、切れたら終わり。ボギーをたたいたあとも、必死で我慢した」という。

その中で、たまにチャンスにつけても「思い切って打っていけない」。シード権保持への重圧に、カップの手前でショートばかり。
だから最終18番パー5で、グリーンエッジから残り10メートルの第4打を直接入れて通算イーブンパーまで盛り返したとき、自然とガッツポーズが飛び出した。
「最後だけ。…ほんと、今日は最後だけです。明日こそ、気持ち新たにプレーしたい」。3年連続のシード入りをかけて、残り1日にかける。


現在、賞金ランク73位。ボーダーラインの、同ランク72位内へ―。逆転シード入りにかける合田洋(=写真下)は、最終18番で絶好のバーディチャンスを外して思わず吐き出した。
「…情けない。本当ならもっと伸ばせたのに…」。
この強風の中、ピンチはしっかりとしのいでこられた。
不甲斐ないのは、チャンスを迎えたホールだ。
「パットが…。最後もショートするし、ほんと、情けないよっ!」。

目下、“ライバル”の宮里聖志(賞金ランク74位)、高見和宏(同80位)が低迷しているだけに、通算2アンダーは、けして悲観するスコアではない。
が、「人の不幸を願うなんて、良いことない。みんなが良いプレーすることを願いつつ、それ以上に自分が良いプレーをしよう、と思うべき。それが出来ないのなら…」あとの言葉をのみ込んだ合田。

とにかく、翌最終日には結果が出る。「明日はあまり深く考えず、自分が良いプレーをする。それ以外にない!」と、何度も自身に言い聞かせていた。

※来季のシード権は規定により賞金ランク70位までの選手に与えられますが、現在、ランクインしているタイガー・ウッズ、ダレン・クラークの2人は規定試合数に満たないためランキングから省かれ、同72位までの選手が権利を得ます。
※合田は94年の日本プロでの優勝で保持していた10年シードが、今年で切れます。


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