アジア・ジャパン沖縄オープン 2003

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ゴルフは完璧に仕上がっている

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暫定首位に踊り出た尾崎健夫、3年ぶりのVチャンス

ジェットが、満足そうにうなずいた。
「ここのコースの状態は完璧だね。
…だけど、俺のゴルフも、同じように、完璧に、仕上がっているんだよ」
心持ち、アゴを突き上げ得意げなポーズ。
この日、午前スタートの第2ラウンドは、8アンダー64でまわって、前日の44位から、通算9アンダー暫定首位タイへの急浮上に、終始、ご機嫌だった。

今週は、「勝負に来た」と、豪語する。
たとえば、右から池がせり出し、狙えばその分リスクも伴う14番パー5では、「平凡なパー、もしくはボギーも覚悟」の上で、毎日、ドライバーを握る。
この日は、池すれすれの残り284ヤードのラフからの第2打を、スプーンで3メートルにつけ、イーグル。
どんな場面でも、攻めの一手で押しまくったが、

「普段なら、とてもこんなゴルフはできないよ」
とジェット。
毎週、毎週、試合が続くシーズン中は、つい翌週の試合のことを考え、勝ち負けより「まずはスイングチェックやプレーの全体の流れ」に神経を注ぎがちで、つい安全に、ホールを進もうとしてしまう。
だが、このあとしばらくオフシーズンに入るこのタイミングなら、「ハードに攻めていけるっていうか、思い切って、勝負にこだわっていけるんだ」というのだ。

「たまには、こういう戦い方も必要ってこと。…今週は、クリスマスツアー&お年玉ツアーだな!」
上がり3ホールでも、怒涛の3連続バーディを奪い、「あれは、おまけみたいなもんっ!」と、気持ち良さそうにこの日のスコアカードを、振り返った。

いつもの、冗談まじりのジェット節には、ひそかな手ごたえが、垣間見える。
身体の柔軟性アップを重視した「パワーストレッチ」(ジェット)の成果が、シーズン終盤にきて、みるみる出始めたからだ。
豪快さはそのままに、安定性も加わったスイングが、ほぼ完成されつつあるだけに、シーズン終了を惜しみ、「これから、始まってくれると、いいんだがなあ・・・(苦笑)」
無邪気につぶやいたその表情は、自身への期待に満ち溢れていた。

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