久光製薬KBCオーガスタ 2003

大会ロゴ

大会記事

『どうせなら、とことん攻め続ける!」』 この日最終日の田島創志は、どんな場面でも「ピン狙いのゴルフ」2位とどれほど差をつけようが強い決意で突き進んだ

  • photo1
  • photo2

単独首位で迎えた11番あたりから、「これまで経験したこともないようなバクバク感」、強烈なプレッシャーが襲ってきた。しかし田島はそこから逃げない。むしろ、 あえて自分からいっそうの重圧をかけていく。
「今日は公言どおり、絶対に20アンダーで勝つ!」。前日、自ら開設するホームページでも、優勝を宣言していた。「そのとおりにやれなければ、かなり情けないか ら」。さらに強いプレッシャーを自身に課すことで、「逆に周りからのプレッシャー を跳ね返していく」作戦だった。
強い決意のもと12番で10メートルものフックラインを決めた。13番パー5では、2オンに成功して連続バーディ。大混戦から、大きく一歩抜け出した。「その時点でも う、自分のかけたプレッシャーのほうが、勝っていた」。
優勝争いのプレッシャーにも打ち克った田島は、ライバルたちとの差がどんなに開こうとも、最後まで攻撃の手を緩めなかった。
上がりホールは自分への挑戦だった。「勝ち方もまだ知らないんだし、負けてもともと。どうせなら、とことん攻め続ける」と心に誓った。当初の目標どおり、「20アン ダーで勝つつもり」で、どんな場面でもピン狙いのゴルフだ。その結果、14番からピンチが続いたが、17番まで1メートル前後のパーパットを入れてしのぎまくった。
4打差つけてやってきた18番でも、攻めの一手だ。昨年大会、右に曲げた第2打が木に ひっかかったまま落ちてこず、ロストボールで9位に転落した因縁のホール。一瞬、不吉なものがよぎった。「不思議なことに、あのときとまったく同じ距離と番手が 残っていたから」。242ヤードの5番ウッド。しかし、その中で唯一、違っている点が あることにも、田島はちゃんと気がついていた。
「2打目に挑む前の、自分の気持ち」だ。昨年はバーディ狙いのパー5でこの日、田 島の頭には「2オンしてイーグルで20アンダー」という、攻めの気持ちしかなかったのだ。

» 前のページに戻る

関連記事

広告