カシオワールドオープン 2002

大会記事

「2日間、眠れず、何も手がつかなかった…」

滑り込みで初シード入りを決めた広田悟のほか、今季のシード権争いのゆくえは…

前日土曜日の夜はまったく寝付けなかった。
にもかかわらず、この日最終日は、日の出とともに目が覚めた。
早く起きたといっても、試合の結果が気になって他に何も手につかず、2日目に予選落ちをしていた広田悟には、自宅でただひたすら、その成り行きを見守るしかなかった。

初シード入りがかかっていた広田がもっとも気になったのは、同じく初シード入りを狙い決勝進出を果たしていた、谷原秀人の動向だった。
会場から、契約メーカーのスタッフが約1時間ごとに入れてくれる谷原のスコア速報に一喜一憂し、寿命も縮まる思いだった。
その谷原が27位タイに終わり、ボーダー線上の賞金ランク75位の滑り込みで、広田のシード入りが決まったと報告を受けた瞬間、喜びのあまり、思わず携帯電話を天に突き上げ、ガッツポーズを作ったほどだ。
安堵のため息とともに、「こんな思いはもう、今年限りにしたい…」と、吐き出した広田。
「来年に備えて筋トレで体を作り、体力アップ、飛距離アップで新しいシーズンを迎えられるように…」
固く心に誓っていた。


※今週の結果で、今季初シード入りを果たしたのは、広田のほかに14人。
そのほか、賞金シードによる返り咲きを果たしたのはランク10位の今野康晴、同16位の尾崎直道や同35位の健夫、同37の湯原信光など、6人いる。
逆に賞金ランクによるシード落ちをしたのは、原田三夫、河村雅之など20人だが、うち真板潔、杉本周作、葉彰廷の3人は、公傷制度適応のため、暫定シードとなる。さらにうち8人が、複数年によるシード権を保持している(すべての順位は、海外獲得賞金を含んだもの)。
それら資格をもたない選手たちは、次週開催されるファイナルクォリファイングトーナメントで、来季の出場権をかけた戦いを、繰り広げることになっている。

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