日本オープンゴルフ選手権競技 2002

大会記事

「10アンダーも、夢じゃなかった」

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アマチュアの藤島豊和君が66をマークして4位タイ

姉のキャディぶりについて聞かれ、「完璧だよ。…でも、ちょっと歩くのおっそ~い!」と、おどけたのは、アマチュアの藤島豊和君だ。
今年の日本アマ決勝戦で惜しくも敗れ2位につけた逸材。

“藤島家”は、九州地区では、有名なゴルフ一家だ。
一番上の姉・妃呂子さんは、女子プロゴルファー。
長男・豊和君、次男・晴雄君は、東北福祉大3年、1年でトップアマとして活躍し、三男・征次君(柳川高3年)も、ジュニアとして名を馳せる。
そのうち、豊和君、晴雄君が今大会にエントリーし、姉は豊和君のバッグを、末っ子は晴雄君のバッグを、それぞれ担当することになり、本番にのぞんだ。


この日、アマチュアとしては89年の第54回大会で大倉清さんがマークした65に次ぐ好スコアを出して4位タイにつけた豊和君は、女子プロの姉が「まるでトッププロみたいだった」と、太鼓判を押したほど、完璧なゴルフを披露。
「今日はほとんどのホールでパーオンしてたし、アプローチはバンカーからの1回だけで、ショットはほとんどチャンスについてたし」と、あどけなさの残る豊和君の顔に、自信がみなぎる。
あまりにも正確無比なショットに、同じ組の尾崎健夫が何度も目を丸くして、最後には「なんでそんなに真っ直ぐしか行かないんだ!?」と怒り出したほどだった。
「お姉ちゃんがいてくれたおかげで、距離もほとんど迷わなかったし、ずいぶんお世話になりました」と、最初の憎まれ口はやめて、初タッグを組む姉に、素直に頭を下げた。


この日残念だったのは、惜しいパッティングをいくつか外したことで、「あれが入っていれば、10アンダーだって、夢じゃなかった」と本気で悔しがる表情は、ツアープレーヤー顔負けだった。

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