日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 2002

大会記事

「負けても、別に命を取られるもんでもないし」

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苦手のマッチで決勝戦、佐藤信人の胸によぎった思い
 マッチプレーはずっと、苦手だと思っていた。
 普段から、誰かを相手に闘志を燃やす、というより、「黙々と目の前の1打に集中し、結果を残すタイプ」
 それがこの大会に限っては、相手を意識せずにはおれず、毎回、出場のたびに、落ち着かない気分になった。
 頂点まで、全108ホールというタフな道のり。
 1戦、1戦、早めに決着をつけたほうが有利、というゲームの特徴も焦りの原因に。
 「18番ホールまで勝負がもつれこんだら、シビれちゃったり(笑)これまで、ずっとそんな感じでした」。

 しかし、今年の佐藤は、いつもと違った。
 今季すでに2勝。
 賞金ランクトップで、会場のニドムに乗り込んできた余裕だろうか。
 「1回戦で負けても、別に命を取られるもんでもないし」
 勝ち負けにこだわらず、1戦1戦を、無心で闘い、勝ち上がってきた。
 そして迎えたこの日近藤との決勝戦は、
 「どんなに叩いても、2位以下はない。今日はせめて、この勝負を楽しめたらいいなあ…」と、気負いなく、スタートしていったのだった。


(写真は、スタート前のテレビインタビュー、佐藤は相手の近藤について、「近藤君はアマチュア時代に、マッチプレーで負けたことがないそうなんです。これまで、マッチの王者は谷口さんって言われてましたけど、今度から、近藤君って言われるようになりそうですよね」とコメントして笑わせていたが・・・)

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