ゴルフ日本シリーズJTカップ 2001

大会記事

大会みどころと今年のコースセッティング

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山中博史JGTO競技運営ディレクター


 「ラフが刈れてしまうこの時期のゲーム展開は、グリーンの状態によって左右されるものですが、今年も、東京よみうりCCのグリーンは、その期待に応えるだけの、すばらしい仕上がりをみせています。
 速さを示すスティンプメーターは12、硬さを示すコンパクションは13を記録し、良いショットには良い結果が、ミスショットにはそれなりの結果が、明確に出るセッティング。さらに、北風や、気温の低下、ピン位置によって、選手たちには数値以上に手ごわいグリーンに、感じられることでしょう。


 ここ東京よみうりCCは、もともと洋芝のティフトンだったのを、高麗芝に張り替えているのですが、それでも、若干ティフトン芝が残っている箇所があります。ほんの数センチでも高麗の隙間に残っていたティフトンは、そこから、またグングン成長していく力を持っています。その、わずかに残ったティフトン芝のところに、運悪くボールが止まったときは厄介です。
 ティフトンと高麗では、球の沈み方、スピンのかかり具合や球の出方が違ってきますから、選手は、状況に応じた処置の仕方を要求されるからです。ティフトン芝から、速く硬いグリーンに、いかにボールを止められるかも、選手の技量が問われるところです。


 ゲームのキーを握るのは、4番や11番、そして、14番からの終盤ホール。
 4番、11番は、もともとパー5として使用しているホールをパー4に設定変更しています。この時期、両ホールが、フォローの風になることが多いための措置ですが、それでも、距離の長いパー4であることには、間違いありません。この2ホールで、いかにパーをセーブできるかに、バーディ合戦への生き残りがかかっているといえるでしょう。


 さらに終盤ホールでは364 ヤードの14番パー4や、535ヤードの17番パー5などのチャンスホールで、しっかり、取っていけるか、がカギ。
 特に17番は、フェアウェー右サイドにおければ2オンも可能。しかも、アウトインともひとつずつのパー5ということで、「最後のチャンス」と、思い切って攻めてくる選手が多く、バーディ、イーグル合戦は必至ですから、ここまでのV争いで4打差つけていても、安心はできません。
 追う選手が17番でイーグルを取れば、あっというまに差は2つに縮まって、迎える18番は、224ヤードの長いパー3。
 このパー3は、コースの名物ホールのひとつで、選手によってはウッドも握る最後の難関。追われる選手がダボを打てば、勝負は振り出しに戻る可能性もあり、ファンのみなさまには、最後までハラハラドキドキの展開を、お楽しみいただけるのでは、と思います。


 今年から、ジャパンゴルフツアーの最終戦となった『ゴルフ日本シリーズJTカップ』。今年は、『日本ツアーメンバーで、世界4大ツアーの優勝者』という資格で出場する丸山茂樹、デービッド・スメイル、スコット・レイコックの3人を加えた、26人の選手で競われます。
 最終戦に加え、予選カットもありませんので、今季1年、ツアーでもっとも活躍を遂げた選手たちも、最後の力をふりしぼり、いっそうエキサイティングなプレーを披露してくれることでしょう。
 ファンのみなさまには、ぜひ会場で、選手たちの熱戦をご覧頂きたいと思います」

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