ゴルフ日本シリーズJTカップ 2001

大会記事

「久々にドキドキ。だって47歳のルーキーだから」

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5年ぶりの出場、中嶋常幸が2位

 もともと中嶋は、パットのとき、インパクトまでを6割、フォロースルーで4割という力加減で打っていたが、この日2番でパーパットを外して、きゅうきょ変更。インパクトで4、フォローを6の力に変えてストロークする方法を、取り入れた途端の2連続バーディに、中嶋はゴキゲンだ。
 「デュバルには、賞金は持ってかれたけど、技術はしっかり、盗んでやったよ!」
 先月のダンロップフェニックスで勝った、世界ランク2位のデービッド・デュバル。この日取り入れたパッティングスタイルは、そのデュバルをヒントに、グリップにも工夫を加えるなど、中嶋が独自に編み出した方法だった。


 この新スタイルは、イップスの兆候が見え始めたときに、練習グリーンでだけで、試していたものだった。
 だが、今週は「今年の最後の試合だし、予選落ちもない。失敗しても、保険がきくから」と、思い切って、試合で実践した結果が、この日の上位発進につながった。


 「練習場でしか、したことなかったからどうなるかなあ、とは思ったけど、おかげで、ショートパットも、カップに飛び込むように入ってくれたからね。これが明日も続いてくれると、来年にむけて明るい材料だね」


 今季は、これまで21試合出場で、予選落ちなし。賞金ランク116位でシード落ちした昨年から、ベスト5入り5回で、ランク12位にまで復帰した。
 47歳の肉体改造が実り、優勝経験2回と相性の良い今大会への、5年ぶりの出場を果たしたわけだが、この日の初日は「久々に、ドキドキ」と中嶋。
 「だってこれまでのことは、すべてゼロ。47歳のルーキーのつもりで、やっているから」
 身も心もフレッシュに。ツアー45勝の中嶋が、記念すべき“新生”の年に、今大会での“初優勝”をねらっている。

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