ツアーきっての“営業マン”が、今年最後の舞台で輝いた。宮本が、4年ぶりに戻ってきたこの頂上決戦で、逆転の今季2勝目をあげた。最終組の3つ前で上がって、結果を待つ間。“勝利の美酒”ならぬ、缶コーヒーの「ルーツ アロマブラック」。ついでに、祝福に駆けつけた兄弟子は「アロマゴールド」。藤田とボトル缶の栓をプシっと開けて、小さく乾杯。カメラ目線でグビッとやって、「JTさんとともに、歩ませていただいている宮 ...
師走に候補が乱立した2014年の賞金王争いも、ついに決着の時を迎えた。孔明が逃げ切った。孔明が天下を取った。「これでやっと寝れる」と笑った。「めっちゃ嬉しい」と36歳がおいおい泣いた。 ...
最終日には、また師匠の芹澤信雄や家族、大勢の関係者や知人が応援に駆けつける中で、「今年を象徴するようなゴルフを見せたかった」。そんな45歳の熱い思いとは「正反対のゴルフになった」。左肩に痛みを抱えた手負いのベテランは、「 ...
2年連続の登壇は、ちょっぴり複雑な気持ちで立った我らが選手会長だ。毎年、このツアー最終戦では出場選手が表彰式で、一同に顔を揃える中で、選手会長がこの1年の感謝の気持ちをファンのみなさんに直接、お伝えするのが恒例だ。 ...
この試合が終わったら、犬を飼うつもりだ。「プードルにしようか。ビションフリーゼにしようか・・・」。ラウンド中もそんな無邪気な会話で盛り上がる22歳が、いよいよ今季のラストゲームを前に、単独首位に立った。 初出場の頂上決戦。この日は、宮本と優作との最終組に「最初は緊張して・・・」。スタートの1番で80センチのバーディチャンスを外したが、若い2人はニコニコと、二人三脚で次第に緊張を溶かして言った ...
大ピンチを、最高の形で乗りきった。541ヤードの6番パー5。「力が入った」と、第1打を左にOB。打ち直して4打目は、238ヤードで4アイアンを握った。ピン左10メートルを捉えたが、「まさか入るとは思っていない。これでもか ...
大会史上6人目の連覇達成の前に試練が襲った。364ヤードの14番パー4。フェアウェイの真ん中から打った2打目がグリーンに届かず、3打目のアプローチはピン奥7メートル。 ...
いよいよ最終日を前に、賞金ランク2位の藤田は同4位の岩田とともに19位タイに沈み、同3位の近藤は18位。むしろ、藤田との賞金差は1500万円ほどで、この今季最終戦を迎えた初日の時点で、「間違いなく自分が有利だったことは、 ...
最終戦までもつれ込んだ賞金レースももはや、最終日を前に終戦ムードか。賞金ランク3位の近藤も、4位の岩田もここでの優勝が絶対条件という中で、3日目を厳しい順位で終えた。 ...
この日ただ一人、ボギーなしで回ったのが過去2回の歴代覇者。98年と、2001年のチャンピオンが「今日は出来すぎ。100点のゴルフができた」。 今年の東京よみうりは、グリーンの全面張り替えが行われてから最初の大会で、「14年前よりも、かなり難易度が上がっている」。 宮本も難条件と、厳しいピン位置に苦しみながらも、左の林に打ち込んだ11番では60ヤードのアプローチを1.5メートルにつけて「あそ ...
この日初日は選ばれし30人の中でも、ただ一人ボギーなしのラウンドも、スタートこそ、「こんなシリーズは、初めてかなという雰囲気」。 8年連続8度目と、すでに慣れ親しんだはずのこの頂上決戦も、賞金レースを引っ張る存在として臨めば地に足がつかないような、「フワフワした感じがあった」という。 まして、初日は慣例により、賞金ランキング順の組み合せ。「他の2人はさすがだと思った」。同3位の近藤はも ...
初日の直接対決は、完敗だった。「今日の孔明は、してやったりという感じでしょう」と、苦笑いの藤田。スタートの連続バーディに、「今日は藤田さんに61を出されるか、と」。序盤こそ、そんなふうに怯えていたという孔明にも、「知らな ...
ご報告が遅れましたが今年8月に、パパになりました。でも、今年は今季ツアーの第一戦にあたる「インドネシアPGA選手権」でツアー通算4勝目を飾ったのは良かったのですが、あとが続かなくて当ホームページでも、好成績と合わせて出産 ...
意外にも、昨年覇者が緊張していた。「自意識過剰かもしれないですけど、スタートはなんか凄い見られている感」。そのせいとは言い切れないが、注目を集めたティショットは右へ。「なんとか打てるところにあればいい。パーで上がれればい ...
飛んで、曲がらないショットなら、いまピカ一との評判高い25歳が、今週もまた、好発進した。「今日の悔しいのはほんと、16番だけ」。完璧なショットも運悪く、上空の電線にぶつけて「打ち直したら、左に曲げて木の後ろ。あれはほんと ...
どんなに勇ましいことを言ってはみても孔明の、最後の偽らざる本音はやっぱりこれだ。「もう人頼みですよ」。 泣いても笑っても、これが今季の最終戦。最終日には、答えが出る。 孔明が勝って今季3勝目ならば、文句なしの賞金王が決まる。 もしくは、勝てなくても他の3人が、優勝しなければ自身初の戴冠だ。 しかし藤田が勝って、一昨年の3連覇以来の大会4勝目なら、逆転される。 または、賞金ランク3位の ...
ヒロシの気持ちも分からないではない。いつも言っている。「賞金王は意識にない。考えたこともないですね」。それでも、いよいよ今季の最終戦を前に、賞金ランク4位につける岩田が今大会で勝てば、孔明の順位次第でヒロシにも、大逆転の ...
今週は選ばれし者たちの祭典。今季ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は毎年、初日のスタート前に、出場選手が一堂に集う開会セレモニーを開催します。 ...
今週はいよいよ、今季のツアー最終戦。報知新聞社、読売新聞社、日本テレビ放送網主催、特別協賛JTの「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は選手たちにとっては、まさにこの1年間の集大成だ。 ...