最後の最後にマルちゃんが笑った。韓国の金庚泰との死闘を制し、8年ぶり8度目のこのツアー最終戦で、10年ぶりのツアー通算10勝目を挙げた。 首位と4打差の4位からスタートした最終日は15番からの3連続バーディで、いよいよ首位を捕らえた。17番で7メートルのバーディを決めて、当初から目安にしていた通算9アンダーにして、金と並んだ。 2001年に、米ツアー初Vを飾ったミルウォーキーオープンで ...
家族に、親友に支えられて勝ち取った10勝目だ。スランプに陥ったこの5年間。「みんなには、愚痴を聞かせてばかりだったから」。それをいつも一番そばで受け止めたのが、専属キャディの杉澤伸章さんだ。 ...
62歳のタイトルホルダーも、若き王者の誕生を喜んだ。1973年に、26歳で史上最年少の賞金王に輝いたジャンボ尾崎は「36年ぶりか……」と、感慨深げに「記録は破られるもんだけど、ずいぶん長くかかったな」。 ...
先週のカシオワールドオープンの最終日に会場に飛び込んできた女子プロの横峰さくらさんのビッグニュース。「勝たないと自分の目標を達成出来ないところで勝つのが凄い。明日は一面ですね!」と祝福した石川に、大逆転の女王がお祝い返し ...
ミスらしいミスは、アプローチでミスをしてボギーを打った3番のパー4だけ。この日7バーディは、ほぼ取りこぼしもなく、通算7アンダーは2打差の単独首位に躍り出て、いよいよこの最終戦で今年3回目の最終日最終組を迎える。 「いつも平然とプレーしているように見える」と、あの丸山茂樹も呆れかえったのは、やはり最終日最終組で回った11月のレクサス選手権。 2006年の日本アマで連覇を果たすなど、アマ ...
インドの英雄は、しょっぱなの不運も強い気持ちではねのけた。1番でダブルボギー。残り135ヤードの第2打で、一度は9番アイアンを持った。「だがいや待てよ、今日は寒い。ひとつ大きめで」と、8番アイアンに持ち替えたのが、失敗だ ...
風雨と寒さにたたられた初日とはうって変わって晴天に、最高気温も15度を超えたが、相変わらず全体のスコアは停滞ムードだ。 その中で、3つスコアを伸ばして単独首位に躍り出た丸山が、分析した。 「1年間で好成績を上げてきた選手たちなのに、ベストスコアが3アンダーしか出せない」。 その要因は479ヤードパー5だった4番が、97年からパー4に(現在は514ヤード)。 さらに翌98年には500ヤー ...
昨年の初日はトップが7アンダー。どちらかといえば、毎年ハイスコアの戦いとなるツアー最終戦だが今年は1アンダー。これまで今季のツアー23試合を見ても、もっともロースコアとなる幕開けだ。いきなり朝から強い雨、風、そして真冬の冷え込みに選手たちは苦しんだ。 厳しい戦いの中で、今大会初出場の富田雅哉が首位タイで好スタートを切った。3番で4メートルのバーディを奪うと、そのまま前半は危なげなくパーを重ね ...
この日初日は、スタートの1時間前に恒例の全員出席の開会式が行われる。正面から賞金ランキング(国内のみ)順にずらりと並んで一堂に会す。 ...
雨、風、寒さの三重苦に丸山も踏ん張った。あまりの悪天候に、ティショットはしっかりとフェアウェーをキープしながら、2番でボギー。さらに3番でダブルボギーを打った。 ...
泣いても笑っても、これが最終戦。すべては、この「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で決まる。どちらがなっても2人の憧れ、あのジャンボ尾崎が36年前に成し遂げた26歳を塗り替えて、史上最年少の賞金王が誕生する。 今大会初日のペアリングは賞金ランキング順に、かつもっとも上位の選手ほど、後ろに組まれる。おのずと、2トップの豪華な顔合わせの最終組となる。 その前日はこの日2日(水)に、揃って記念撮 ...
賞金ランク(国内のみ)順で組まれる初日のペアリングは賞金ランク1位と2位に挟まれての最終組に、「なぜか2人から、引っ張って言って下さいと言われていて。僕、30歳ですよ。こっちが引っ張って欲しいわ」と、若い2人にうらみ節。 ...
報知新聞社、読売新聞社、日本テレビ放送網主催、特別協賛JTの今季ツアー最終戦は、ディフェンディングチャンピオンと、今年のツアー優勝者と賞金ランク25位まで(国内ツアーのみの加算)の選手にしか出場権がない。 ...
出場はかなわなくても今週の最終日には、静岡県の自宅から会場に出向かなければならないところだった。選手会長はジャパンゴルフツアーの今年の顔。恒例の全員出席の表彰式兼閉会式で、1年の総括とゴルフファンへの感謝の気持ちをスピー ...
シーズンも終盤を迎えるころは、上位に来るたびに繰り返してきた。「シリーズに出たい」。その年の優勝者と国内のみの賞金ランキングは25位までの選手にしか権利のない「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、いわばその年、好成績を残し ...