もし、石川遼が勝てば史上最年少の賞金王が決まるはずだった。しかし結局、単独2位に終わって賞金レースは次週のツアー最終戦に持ち越された。その張本人は、優勝インタビューで開口一番。 「大丈夫ですか、KYじゃなかったですか……?」。 この日、駆け付けた7647人のギャラリーの大半が、賞金王誕生の瞬間を見に来たことは言われなくとも分かっている。 しかし、その中にも小田の優勝を、心から願ってく ...
今大会で石川が、史上最年少の賞金王を決める条件は、勝ってなおかつ池田が7位以下で終わることだった。結局、単独2位に終わり、賞金レースはひとまず次週のツアー最終戦に持ち越されたが、自身のゴルフの内容には悔いはない。 ...
池田勇太が次週のツアー最終戦に、望みをつないだ。最終日は首位タイからスタートした石川が、もしこのまま勝って、なおかつ自分が7位以下に終われば、史上最年少の賞金レースに決着という息詰まる状況下でも、強い信念は揺らがなかった ...
きゅうきょ、列席が決まった表彰式。受け取った賞金50万円は、当初は予定がなかったものだった。主催者のご厚意で思いがけない“ご褒美”をいただいて「ちょっと恥ずかしい……」と、照れまくった。 ...
厳しい戦いはまだ続く。シード権争いの選手たちにとって、事実上のこの最終戦でシード権を守ることが出来なかった選手たちは、次週の2日(水)から、茨城県のセントラルゴルフクラブで始まるファイナルQTに向けて、もういちど気持ちを ...
クラブハウス内の一角にもうけられた選手専用のラウンジ。大きなガラス張りの部屋には南国土佐の陽光がさんさんと差し込む。まして机の上には、所狭しと並べられたお菓子やみかんにゆずジュース……。 ...
強い風にも賞金王にも負けなかった。石川遼が、いよいよ首位に浮上して、「初日からこの位置を目指して一生懸命頑張ってきた」と、ちょっぴり誇らしげに胸を張った。 片山晋呉との初の同組対決は、2年前のゴルフ日本シリーズJTカップ。その年、ツアー初優勝をあげて話題をさらい、かの頂上決戦に臨んだが当時はまだ16歳の高校1年生だった。 圧倒されて、打ち砕かれた。前日初日の3位タイから21位に後退して ...
強風の3日目こそ、いま心がけている課題が生きた。肩の位置でフィニッシュを止めて打つ、強くて弾道の低い球筋はドライバーイップス克服のために続けてきたことだったが、「おかげで今日はこの風の中で、おいっというようなミスもほとん ...
右手甲の故障と腰痛を抱えながらの賞金レースは、1ラウンドごとが、まさに試練だ。その中でもこの日はさらに2つスコアを伸ばせたことはもちろん、「とにかく今日も、最後まで回れて良かった」と、そのことがまず有り難い。 ...
タイ出身の20歳が、優勝争いに名乗りを上げた。タイ出身のアフィバーンラトが、大混戦の3日目にベストスコアの65をマークして、首位と3打差の7位に浮上した。 ...
46歳のビジェイ・シンに「お前もまだやれる。頑張れ」と励まされたのは、先週のダンロップフェニックス。昨年の米ツアー賞金王の言葉は、復活の兆しが見えかけていた丸山の背中を後押しした。 昨年までの9年間を戦ってきたアメリカで持ち帰ったのは、当然のことながらスランプだけではない。 「ビジェイとそんなやりとりが出来るのも、アメリカでやってきたからこそ」。 米ツアー3勝のプライドが、土壇場で目覚めた。 ...
約700万円差は賞金ランク2位で石川を追いかける池田はこの日、225ヤードの2番パー3であわやホールインワンのスーパーショット。ピンそば30センチを決めて、そこから3連続バーディで波に乗ったのもつかの間、「あとはダメだ」 ...
次週の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は今年のツアー優勝者と国内のみの賞金ランク上位25位までの選手など、限られた選手しか出場できない。だから今週のカシオワールドオープンは、賞金ランクは上位70人のシード権を争う選手たち ...
インスタートの初日は、打てばフェアウェー。アイアンショットはピンに絡んで15番から4連続バーディを奪うなど、絶好調だった。 先週のダンロップフェニックスから、グンと上向き。 「かなり精度の高いショットが打てている」と、自信も満々。 ひとつ難点だったパッティングも、この日は3メートル以内のチャンスは絶対に外さず、最終9番では約2メートルのパーパットもきっちり決めた。 ボギーなしの65 ...
昨年の賞金王が、残り2戦でいよいよ本気になった。先週のダンロップフェニックスから始めた左手の中指1本でパターを握る変則グリップも引き続き好調で、初日はボギーなしの66をマークして、言い切った。 ...
昨年覇者の小田孔明は、初日の18番パー5でイーグル。245ヤードを3番アイアンで2メートルにつけてこのチャンスを決めるなど、5アンダーは3位タイにもなぜか、鬼の形相で上がってきた。 ...
賞金ランクは3位につける片山晋呉がいよいよ目覚めたいま、若い2人もうかうかしてはいられない。賞金ランク1位を走る石川遼はこの日、ティショットで半分しかフェアウェーを捉えられない。 ...
昨年、史上最年少での1億円超えを達成した今大会で、石川遼がまた新たな伝説を作るかもしれない。現在、賞金ランク1位は1億6174万5759円を稼いでいる。 優勝賞金4000万円の今大会で勝って、なおかつ同ランク2位の池田勇太が7位以下で終われば、史上最年少での賞金王が決まるばかりか、18歳での2億円越えは、プロスポーツ界全体を見回しても、史上最年少記録となる。 「贅沢は服を買って1万円く ...
今週月曜日は休養を取り、火曜日は軽いトレーニングと鍼治療、電気マッサージ…と、ありとあらゆるケアを尽くして、高知入りしたがそれでも万全とは言い難い。 ...
ディフェンディングチャンピオンが、思い出の地に再び足を運んだのは、日本ツアーは開幕目前の今年3月。昨年11月にツアー初優勝をあげたカシオワールドオープンの地元・高知県の南国紙にある久礼田(くれた)小学校に、スナッグゴルフ ...
今年も高知県は安芸郡芸西村にある、Kochi黒潮カントリークラブで26日(木)より開幕するカシオワールドオープンに、デンマークからの招待選手が参戦する。 ...
今年のシード権のボーダーラインは、義務試合数に満たない永久シードの中嶋常幸(ランク64位)と、先週のダンロップフェニックスで日本ツアー初のイタリア人プレーヤーに輝いたエドアルド・モリナリ(同26位)と2位につけたロベルト ...