勝負どころを心得たしたたかなベテランといえる。中日クラウンズ12位、フジサンケイ6位がその証明。中日は“第二の故郷 名古屋”で行われるビッグイベント。絶大な応援を受けて例年、好成績を残すが、昨年もちゃんと12位、日本一の高額賞金の大会だけにシーズン全般を通すとこの賞金約120万円は小さくない。フジサンケイは生まれ育った静岡川奈での大会。「目をつぶってもコースのコブのひとつひとつがわかる」と自負するだけあってラウンドする姿は危な気ない。38試合に出場、2位3回、3位2回と前年の優勝3回、2位2回を下回って不成績に思えるが、ベスト10以内に11回も食い込み、予選落ちは9回と安定性と驚異的なスタミナは衰えていない。昭和12年生まれ。今年の8月で47歳になる。現役最古参の杉原が6月生まれだから2ヶ月だけ若いが、見事な健闘の毎日といえる。レッスン界に早々と身を投じた杉本英世とは“ヒデ坊” “シー坊”の間柄。プロゴルファーを数多く輩出した川奈の出身である。師は石井茂プロ。おもしろいことに千葉出身の草壁政治、若手の湯原信光とは兄弟関係ということになる。石井茂はアメリカで流行ったスクェアグリップをいち早く日本に取り入れた人といわれる。その人の指導を得て内田の広いスタンス、体を大きく使ったアマの手本のようなスイングも完成したようだ。“長生き”の秘訣もこのあたりに潜んでいるようだ。洵子夫人は学習院の才媛。夫のプレーをコースについて回って応援するほのぼのとしたシーンをいち早く見せてくれた“さきがけ”である。<1984>
選手名 | 内田 繁 (ウチダ シゲル) |
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所属先 | グリーンヒル関GC |
生年月日 | 1937年08月29日 |
出身地 | 静岡県 |
身長 | 170cm |
体重 | 70kg |
血液型 | O型 |
出身校 | -- |
趣味 | 映画鑑賞 |
ゴルフ歴 | 17歳~ |
スポーツ歴 | |
得意クラブ | |
愛車 | |
アマチュア時代の戦歴 | |
ツアープレーヤー転向 | ----年--月--日 |
ツアーデビュー戦 | ----年--月--日 |
QT受験回数 | - |
師弟関係 | |
ホームページ | - |