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まさかあのプロが痛恨の※?! スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ(7月16日)

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  • ※は誰だ?! 俺か?? 俺か~~~

今年も、プロゴルファーによる1日限りの夢の共演。ドリームチームが福島に乗り込んだ。各地区予選を勝ち抜いて、この日の晴れ舞台にこぎつけた。全国のスナッグキッズに大人げなくと責められようとも、真っ向ガチンコ勝負を挑んだ6人はきっての曲がらない男、武藤俊憲と、前日優勝を飾ったばかりの行列の息子の北村晃一に、若手期待の木下康平と和田章太郎と、率いるキャプテンは「僕より1学年下だけど、僕よりも稼いでいる14年の賞金王」。
今年、メンバー最年長の武藤も認める孔明。
2年連続2度目の就任で、ひそかに名誉挽回に燃えていた。

昨年は屈辱の※(こめじるし)。チームスコアには、反映されないワーストスコアにつく印。まさかの最下位も昨年は、「坊主」の罰ゲームを自ら設定しながら辛くも免れた。昨年からルールが改定されて、6人中3人のスコアが反映されることになり、※は残りの3選手につくこととなり、最下位といっても秋吉翔太とタイだったこともあり、「※が3人とは聞いてなかった」などと、どさくさに紛れて事なきを得た孔明だ。

それにも懲りずに今年もまた、今度こそもっとも悪いスコアは坊主だと、言い始めたのはメンバーに奮起を促すため。プロのプライドにかけても絶対に、子どもたちに負けちゃならないのが、ドリームチームたるゆえんである。最初に結成されてから、昨年までの6年間は「確か谷口さんのときと、他にもう1回。ドリームチームはまだ2回しか、子どもたちには負けてない」。

自分たちが代表をつとめた年にこそ、不名誉な記録を残すわけにはいかないと、闘志メラメラのプロたちとは裏腹に、子どもたちはいつも、いざ本番ではドリームチームに目もくれず、自分たちのプレーに一心不乱。
この日も打つ前に、芝をむしって真剣に風を読む子。平凡なパーに終わって全身で悔しさを表現する子。我が校の優勝目指して無駄口もたたかずに、黙々とプレーに没頭する子。

その真剣さにはいつも心打たれる一方で、時にプロとしては寂しくなることもあるがだからといって、こちらも手を抜くわけにはいかないのだ。

「みんなで勝ちに行くぞ」とエイ、エイ、オー!
「だけど今年、うちには初心者が2人もいる。弱いかも…」。いいや。「みんなの元気に負けないように、我々おじさんも一生懸命やろう」と、一学年上の武藤に励まされて、さっそく後輩メンバーに秘策を伝授?!
「ショットの前は、必ず“打ちます”と言わないけん」とは、礼儀正しい子どもたちにも恥ずかしくないスナッグ流のマナーを新メンバーにたたき込むため。
この日、初めてランチャー(ゴルフでいうアイアン)を握った21歳の和田章太郎は、練習場での一発目こそ大ダフりもすぐに感覚をつかんで孔明を安心させた。
いざ本番では、8番のホールインワンに続いて、9番ではティショットで降り出した雨に、手が滑ったとボールと一緒に派手にランチャーを空に飛ばしながらも次の2打目を直接くっつける、アルバトロスを達成。カウントバックで※を逃れた。

むしろ行列の息子はたとえこの日がスナッグゴルフの初体験でも、誰より勢いがあるはずだった。なんといっても、前日15日の「ジョイックスオープン」で、優勝を飾ったばかり。本人も「今日こそプロのプライドにかけて負けない」と、闘志満々で出て行ったのに「優勝からの※か…」と、28ストロークはダントツのワーストスコアにもはや、坊主は免れない…?!

それとこの選手の※も意外や意外。2年連続2度目のメンバー入りを果たした永野竜太郎でさえ、同じ熊本出身の木下康平と並ぶ25ストロークに、「あのマークを消したい」と、スコアボードを恨めしげに見上げた。

悲喜こもごものドリームチーム。それでもチームスコアでは、優勝校の東広島市立三ツ城小と並ぶ「70」で、どうにか面目を保つことが出来た。
プレー後のエキシビションでは“異種競技”の「割り箸輪ゴムリレー」と「うちわであおげ、ティッシュふわふわゲーム」と「ロープくぐり」で子どもたちに圧勝しても、逆に屈強なプロの体が邪魔した「フラフープくぐり」と、ブルゾンちえみさんのテーマ曲でも盛り上がった「スプーンでピンポン球運びゲーム」と「漢字書き取りゲーム」では、苦戦を強いられたが最後のデモショットでは、子どもたちにやんやの声援を浴びて、プロの威厳をすっかりと取り戻した。

特にキャプテン孔明は、ひそかに肩の痛みをこらえて豪打を連発した。これぞプロのショットを見せつけた。「大人げない」と、時に子どもたちには呆れられても、ドリームチームの面々が、いつも全力プレーで真っ向勝負を挑むのは、みんなにもっともっと、ゴルフを好きになって欲しいから。
近い将来、同じ舞台でみんなと本気の勝負をしたいから。

チーム最年長で、この日ベストスコアを出した武藤は子どもたちに呼びかけた。
「この中からいつか、ツアーに出てきてくれる子を待ってます。僕らと一緒に戦いましょう…!」。
昨年は、スナッグキッズの畑岡奈紗さんが、日本女子オープンで最年少アマVを飾った。ここに集まった誰にもそのチャンスがあることを、ドリームチームの面々は伝えたかった。

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